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新たなディフェンシブ株の登場?Reynolds Consumer ProductsがIPO間近

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2020年も気になるIPO銘柄をチェックしていきます。まずは手堅いビジネスが特徴のReynolds Consumer Productsです。

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Reynolds Consumer ProductsがIPO間近 

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ラップやアルミホイル、ナイロンバッグ、ゴミ袋に紙コップなどのキッチン用品をメインに扱うReynolds Consumer Productsが近々IPOするようです。

もともとは2019年にIPO予定でしたが延期してたみたいですね。

 

jp.reuters.com

 

IPOは1月30日頃を予定しており、公募は最大で13億2,000万ドルの調達になるとのことで、10億ドルを超えるIPOは2020年初。

 

上場先はNasdaqで、ティッカーはREYNになる予定です。初値は25〜28ドルとのこと。

 

また四半期ごとの配当も予定しており、会計年度で2020年度は四半期毎に一株あたり0.223ドルの配当を予定しています。年間で0.892ドルですね。

先程の初値の値幅で計算すると約3.2〜3.6%ほどの配当利回りで平均すれば3.4%程度でしょうか。高配当銘柄として見ても面白いのではと思いますね。

 

Reynolds Consumer Productsの強みは圧倒的な市場シェア

ラップやゴミ袋など地味めな製品を扱うReynolds Consumer Productsですが、こういう製品は一度家庭に定着するとなかなか離れないですよね。

 

Reynolds Consumer ProductsのSEC Filingsを見ると、Reynolds Consumer Productsの商品は米国の家庭の実に95%で目にすることができるそうで、ほぼ全ての家庭に入り込んでいるんですね。

 

2018年の売上高では、その65%以上がカテゴリNo.1製品から来ているそうです。各商品カテゴリでも非常に強いシェアとブランド力が伺えます。

 

小売やホームセンターなどのチャネルも強い

Reynolds Consumer Productsの商品は大手小売やホームセンターなどの顧客チャネルで販売されています。

2018年度は顧客の上位10社で売上高の69%を占めており、比較的少数の大手顧客に大量に卸すビジネス形態のようです。

 

トップ2の顧客はウォルマートとサムズクラブで、それぞれ売上高の28%と12%を占めています。まさに大口顧客ですね。

 

その他、コストコやホームセンターのホームデポなどとも取引しており、規模の大きな店舗を持つ顧客のチャネルで大量に販売する戦略のようですね。

 

またオンライン販売のチャネルももちろんあり、そちらの普及にも投資をしていくとのことです。

 

収益はすでに黒字化

創業して間もないスタートアップとは違い、数十年の歴史を持つReynolds Consumer Productsはすでに黒字です。

2018年(12月期)の売上高は31.4億ドルで、純利益は6.5億ドルでした。

2014年からの売上高と純利益の推移は以下のとおりです。

 

良くも悪くも、売上高はほとんと横ばいで安定していますね。純利益は年度ごとに上下がありますが黒字はキープしています。

 

商品の特性を考えても成熟した市場ということですかね。これが景気後退時にどうなるか、データがあればチェックしたいところ。ディフェンシブさが気になります。

 

 

安定した配当が見込める銘柄になるか 

Reynolds Consumer Productsは大きな成長を期待する銘柄ではないかもしれませんが、キッチン周りの生活必需品で強力なブランドを持つ安定したビジネス故に配当も安定さを期待したいですね。

 

IPO後の株価次第ですが3%前後の配当を持つ生活必需品の銘柄(もしかしたら違うセクターに分類されるかもしれませんけど)としてウォッチしても面白そうです。

 

まずはIPO当日の値動きに要注目ですね。