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Netflixの四半期決算は火曜の引け後に発表。決算での注目ポイントは?

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Netflixの四半期決算が明日の引け後に発表されます。米国のストリーミングサービスが戦国時代になってきましたので、決算内容には関心が集まりそうです。

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Netflixの2019年Q4決算の予想

火曜の引け後に発表されるNetflixの2019年Q4決算について、会社ガイダンスと市場予想は以下となっています。

 

また有料会員数の増加数について会社ガイダンスは下記のとおりです。

  • 米国:+60万人
  • 海外:+700万人

全体で760万人の有料会員数増を見込んでいます。 

 

四半期決算ではまずはこれらEPS・売上高・有料会員数の数字が市場予想をクリアするかに注目ですね。

 

有料会員数の伸びは米国はすでに頭打ち。次は欧州やアジアが主戦場?

Netflixの地域別の数字については今までは公開されてませんでしたが、今回の四半期決算からは公表されるようです。

それに先駆けてNetflixは2017年からの地域別データをSECに提出済みです。まずは地域別売上高を確認しておきましょう。

 

地域別売上高ではやはり北米(米国+カナダ)が最も大きいです。Q3の売上高は約26億ドルでした。

次に大きいのがEMEA(欧州、中東、アフリカ)地域の14億ドル。そして南米、アジア太平洋と続きます。

メインの市場は北米がダントツで、他の市場が引き続き成長するかどうかですね。

 

次に地域別の有料会員数の推移を見てみます。

有料会員数が最も多いのは北米ですが、すでに会員数は頭打ちになっているようにも見えます。米国ではディズニーやコムキャストなど新たなストリーミングサービスが増えてきていますので、Netflixとしても米国で劇的に会員が増えることは期待できないかもしれないですね。

 

他の3地域ではまだまだ有料会員は増えてますね。EMEAは4,735万人とかなり伸びてますし、アジア太平洋は前年同期比で+53%と大きく伸びている最中です。これら地域の有料会員数の増加も四半期決算では要チェックですね。

 

最後にARPU(平均会員単価)の推移です。

ARPUでは北米の伸びが非常に顕著です。昨今の月額課金の値上げが効いているのでしょう。北米は有料会員が伸びない代わりに、会員あたりの単価を上げることで売上高が伸びている状況のようです。

 

他の3地域はARPUは横ばいだったり下落していたりと落ち着かないですね。いずれは各地域も10ドル台に上がってくるのかもしれませんが、まずは会員数の確保が先でしょうから大きな値上げは今は難しいんですかね。 

 

 

Netfilxの四半期決算ではいつものEPS・売上高と有料会員数の伸び具合、そして新たに公表予定の地域別の数字をチェックしておけば良さそうです。

競合のストリーミングサービスではディズニーが始めたDisney+が非常に好調な滑り出しを見せており、Netflixとしても影響は免れないと思います。両社の決算内容には今後も注目しておきます。