注目のAppleの決算はiPhoneが久々に好調でしたね。
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AppleのFY20 Q1決算
- EPS:$4.99(予想:$4.55)
- 売上高:$91.82B(予想:$88.5B)
- Q2ガイダンス:売上高 $63〜67B(予想:$62.45B)
AppleのFY20 Q1決算はEPS・売上高・ガイダンスの全てでコンセンサス予想を上回る好決算でした。
売上高では主力のiPhoneが559.6億ドルで、前年同期比で+8%の成長でした。
ここ最近はiPhoneは減収傾向でしたので久々によく売れましたね。iPhone 11の人気さが伺えます。
その他、好調だったのはウェアラブル関連とサービスでした。
ウェアラブルが売上高100.1億ドルとなり、初めて100億ドルの大台に乗りました。前年同期比で+37%と大きく伸びました。
サービスは127.2億ドルの+17%成長で、こちらも高い成長率です。収益の柱を徐々にサービスへ移行しているAppleとしては順調な動向ではないでしょうか。
カテゴリ別売上高
カテゴリ別の売上高です。
主力のiPhoneは先程触れたように559.6億ドル、全体の約6割を占めています。この傾向はしばらく続きそうですね。
ウェアラブルとサービスが好調なのは先の通りですが、反対にiPadとMacは減収となりました。
今回のホリデーシーズンはiPhone、Apple Watch、AirPodsの方に集中したみたいですね。
iPhone売上高の推移
iPhoneの売上高推移です。
基本的には12月期に当たるQ1に大きく売れる傾向です。スマホ市場の頭打ちもあって最近はiPhoneの売上はQ1でも減収傾向でしたが、今回はプラス成長を見せました。
要因はやはりiPhone 11でしょうね。新商品は強いです。
次に大きく売上高が伸びるのは5G対応iPhoneが出るときですかね。
ウェアラブル、サービス売上高推移
今回好調だったウェアラブルとサービスの推移も見てみましょう。
ウェアラブルの主力はApple WatchやAirPodsですので、こちらもホリデーシーズンのQ1に大きく売上高が伸びる傾向です。
iPhoneとは違い、ウェアラブルはQ1毎の売上高が成長中ですね。まだ成長余地を残していそうで今後の伸びに期待がもてます。
基本的にiPhoneの需要は買い替え需要がメインなのに対し、Apple Watchは75%が新規購入だったとのこと。
サービスはホリデーシーズンはあまり関係なく、一度契約したら月額課金が発生するサブスクリプションですので基本的には毎四半期で売上高が伸びるはずです。
現在までにサービスの売上高は着々と伸びてますね。Apple MusicやApple TV+が好調なのでしょう。
サブスクリプション会員数は前年同期比で+33%伸びて4億8000万人となったようです。
AppleはApple Cardを持っていますから、金融関連の新サービスを始めることもあるかもしれません。何かしらサービス収益を増やす施策を今後も展開するでしょうね。
今回の決算では久々にiPhoneが好調なのとウェアラブル&サービスが好調なのが際立ちました。
魅力的なハードウェアとその上のソフトウェア&サービスをすべて開発できるAppleの強みが出た形ですね。
今後もAppleの動向には期待したいところです。