1月の決算シーズンも前半が終了しましたので、主要な銘柄の決算についてまとめです。
1月前半の決算銘柄
1月前半は金融関連の決算が多かったですね。個人的にはAtlassianとNetflixに注目してました。
その他の決算銘柄は下記の通りでした。
#earnings for the week $NFLX $C $BAC $JPM $UNH $DAL $WFC $GS $BLK $MS $AXP $AA $SJR $SLB $SNV $INFO $FRC $FAST $BK $PNC $USB $CSX $KMI $BBT $CMA $UAL $TEAM $KEY $CBSH $MTB $VFC $JBHT $SASR $STI $PRGS $FULT $HAFC $HOMB $PTE $RF $OZK $PBCT $WNS $PLXS https://t.co/lObOE0dgsr pic.twitter.com/zmS0yuc9xl
— Earnings Whispers (@eWhispers) 2019年1月12日
主要銘柄の決算概要
各銘柄の決算概要についてはTwitterにまとめてましたのでそちらを引用しますね。
OK、NGの基準はいつもの「EPS、売上高、ガイダンス(発表があれば)の3つ全てでコンセンサス予想を上回った決算のみOK」という基準です。どれか一つでもミスするとNGとしています。
🇺🇸ここまでの主な四半期決算🇺🇸
— ユーエス@米国株投資 (@us_stock_invest) 2019年1月17日
シティグループ NG😰
JPモルガン・チェース NG😰
ウエルズ・ファーゴ NG😰
デルタ・エアラインズ NG😰
ユナイテッドヘルス・グループ OK🤩
ユナイテッド・コンチネンタル OK🤩
バンク・オブ・アメリカ OK🤩
ゴールドマン・サックス OK🤩
— ユーエス@米国株投資 (@us_stock_invest) 2019年1月17日
ブラックロック NG😰
モルガン・スタンレー NG😰
tsmc OK🤩
キンダー・モルガン NG😰
CSX OK🤩
チャールズ・シュワブ OK🤩
tsmcはガイダンスが悪かったですね。訂正します。
— ユーエス@米国株投資 (@us_stock_invest) 2019年1月17日
tsmc NG😰
半導体関連はまだまだ厳しそうです。。
<1月17日Q4決算>
— ユーエス@米国株投資 (@us_stock_invest) 2019年1月17日
アトラシアン OK🤩
ネットフリックス NG😰
アメリカン・エキスプレス NG😰
<1月18日Q4決算>
— ユーエス@米国株投資 (@us_stock_invest) 2019年1月18日
ステート・ストリート OK🤩
シュルンベルジェ OK🤩
ここまでの決算では、金融関連では好決算がちょっと少ない印象ですね。好決算だったのはバンカメ、ゴールドマン・サックス、チャールズ・シュワブ、ステート・ストリートでした。
私の保有銘柄でもあるユナイテッドヘルス・グループは好決算で安心しました。リセッションへの備えとしてヘルスケア関連の保有割合を増やしたいと考えていますので、好決算だったユナイテッドヘルス・グループはちょっと買い増ししました。
注目のAtlassianとNetflixですが、明暗が分かれましたね。Atlassianは好決算でしたがNetflixは売上高が予想に届かずといった内容で株価も冴えませんでした。
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好決算を継続するAtlassian
今回も好決算だったAtlassianの決算をもう少し見てみましょう。
<2019年Q2(12月期)>
- EPS:0.25ドル(予想:0.21ドル)
- 売上高:2.99億ドル(予想:2.88億ドル)
- ガイダンス:Q3 EPS 0.18ドル(予想:0.18ドル)
- ガイダンス:Q3 売上高 3.03〜3.05億ドル(予想:3億ドル)
- ガイダンス:FY2019 EPS 0.81〜0.82ドル(予想:0.78ドル)
- ガイダンス:FY2019 売上高 11.95〜11.99億ドル(予想:11.8億ドル)
Atlassianの2019年Q2決算は、EPS・売上高・ガイダンスの全てでコンセンサス予想を上回る好決算でした。IPOして以来、すべての四半期決算が好決算という状況です。素晴らしいですね。
ビジネス・ハイライトは次のとおりでした。
- Q2の新規カスタマー数は6,551の増加。合計で138,235顧客に。そのうち1,396顧客の追加はOpsGenie買収に伴うもの。
- インシデント管理OpsGenieを2億9,500万ドルで買収。またOpsGenieやSlackなどと連携するインシデント管理サービスJira Opsをリリース。
Atlassianがopsチームのためのインシデント管理ツールJira Opsをベータでローンチ | TechCrunch Japan
- Butler for Trelloの買収。TrelloはAtlassianが買収したタスク管理サービスで、その中で人気のあったタスク自動化プラグインButlerを買収。
今回の決算までの顧客数の推移です。
17Q3はTrello買収による顧客数の増加を含みます。また18Q1は価格体系の変更に伴って今まで顧客としてカウントしていなかったユーザを新たに顧客カウントに含めたことで一時的に顧客数が増えています。
それらの影響を除くと、概ね同じペースで顧客数が増加し続けていることが分かりますね。まだまだ成長余地は大きそうです。
四半期ごとのセグメント別売上高の推移です。
ここで目を引くのはサブスクリプション売上高の成長率ですね。当初はメンテナス売上高の方が大きかったですが、17Q4あたりからサブスクリプション売上高の方が大きくなり始め、今では売上高のおよそ半分をサブスクリプションが占めています。
これからのビジネスではますますサブスクリプション型ビジネスが主流になってくると思われますが、Atlassianはしっかりと自社ビジネスをサブスクリプションに移行できていますね。
今回好決算を発表したAtlassianは追加で投資をしておきました。決算後に株価が下落していましたが、Atlassianはいつもこうですのであまり気にしていません。
それよりも将来のテンバガー候補の銘柄には継続して投資することが大切と思っていますので、今後も決算がNGにならない限りAtlassianには投資していくつもりです。

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