ペプシコが2018年第3四半期決算を発表しました。
前回の2018年第2四半期決算
ペプシコ(PEP)の2018年第3四半期決算
- EPS:1.59ドル(予想:1.57ドル)
- 売上高:164.9億ドル(予想:163.8億ドル)
- ガイダンス:2018年通期EPS 5.65ドル(予想:5.69ドル)
ペプシコの2018年第3四半期決算はEPS・売上高がコンセンサス予想を上回るものの、ガイダンスでは2018年通期でのEPSが予想を下回りました。
2018年度は次の第4四半期決算のみですから、次の四半期決算の利益がちょっと予想に届かない結果になりそうですね。
この決算を受けて、今のところは-1%ほどの時間前取引となっています。
売上高、利益の比較(単位:百万ドル)
売上高は+1.5%の164.9億ドルでした。
粗利益は+1.3%お89.9億ドル、営業利益は+0.2%の29.1億ドルでした。
純利益は+6.1%の22.6億ドル、EPSは1.48ドルから1.59ドルになりました。
数値上は全体的にプラスになっていますね。
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製品別の売上高(単位:百万ドル)
製品別売上高です。
まず北米部門ですが、フリトレーが+3%の38.9億ドルでしたがクエーカー・フーズは-2%の5.67億ドルでちょっと減少でした。また飲料事業は+2%の54.6億ドルでした。
その他については、ラテンアメリカがプラマイゼロ、欧州方面は+2%、アジア・中東・北アフリカは-2%でした。
主力の北米事業は全体的にプラスといっていいでしょうね。他の地域別ではフラットな結果のようです。
主力の北米飲料事業は久々のプラス成長に
各四半期での北米飲料事業の売上高成長率です。
前四半期は-1%でしたが、先程見たとおり今回は+2%のプラス成長でした。2017年Q2以来のプラス成長ですね。
前回の決算から北米の飲料事業は回復の兆しを見せていましたので、今回はその結果を示すことができたのではと思います。
第3四半期決算自体は予想をクリアしましたが、次の第4四半期決算の見込みが弱そうなのが気になりますね。
各製品の売上高を見ても、成長を牽引するような部門がはっきり見えてこないのも厳しい印象です。
ペプシコが先日に買収したSodaStreamが新たな成長ドライバーとなれば良いのですが。
いずれにせよ、四半期決算をコケてしまったペプシコは売却するつもりです。ぜひ新たな成長事業を起こして欲しいと思っています。そのときには再び投資することを検討したいですね。