2019年もUberやLyft、Beyond Meatなど注目のIPOが続きましたね。まだ今年のIPOは終わってないでしょうけど、ここまでのIPO銘柄についてパフォーマンスを比較してみました。
<スポンサーリンク>
2019年IPO銘柄の比較
比較対象の銘柄リストの作成
まずは今年のIPO銘柄のリストですが、今回はこちらのサイトに掲載されているリストを参照しました。
この中でOffer Dateが2019年1月1日以降の銘柄をピックアップしました。
パフォーマンスについてはReturn項目がそれに当たると思います。これは公開価格から現在株価への増減率ですね。
ただこのサイトのReturn項目は最新の終値を反映していないようですので、各銘柄の終値をGoogleスプレッドシートのGOOGLEFINANCE関数で取得して再計算しました。
またついでに各銘柄の時価総額(MarketCap)と発行済株式数(Shares)もGOOGLEFINANCE関数で取得しておきました。ただし銘柄によってはこれらの値が取れないケースがあり、そういった銘柄はリストから削除しました。
パフォーマンス比較
横軸にリターン、縦軸に時価総額を設定して各銘柄をプロットしました。また銘柄の直径も時価総額の大きさに合わせています。
本当は残りの項目である発行済株式数を直径にしようと思ったのですが、実際にそれでチャートにするととても見づらいものになったので不採用 。
高リターンなIPO銘柄
株価のパフォーマンス(公開価格と現在の終値との増減率)ではBeyond Meatが圧倒的なリターンを見せていますね。現在、+487%と6倍近くまで株価が上昇しています。
次に高リターンなのはCrowdStrikeとZoomです。それぞれ+161%、+155%と2.5倍前後の株価上昇です。
時価総額は小さいながらもTurning Point Therapeuticsは高リターンで+190%と3倍近くの株価上昇ですね。こちらはバイオ医薬品企業のようです。
注目を集めたPinterestも+82%と高リターンと言ってよいパフォーマンスを見せています。
低リターンなIPO銘柄
最も注目を集めたと言ってもよさそうなUberとLyftについては、今のところはマイナスのリターンとなっています。
Uberは時価総額の点では圧倒的ですが、リターンは-26%です。Lyftは-32%とさらに低いリターンとなっていますね。
先日の四半期決算ではLyftに軍配が上がりましたが、株価がプラスのリターンを出すまではまだ時間がかかりそうです。
ジーンズメーカーのLevi Straussもあまり良いリターンを出せていませんね。現在、-2%ほどのリターンとなっています。
チャート上にはプロットできていませんが、「アフリカのAmazon」とも呼ばれるEコマース企業のJumiaは先日の四半期決算が悪かったこともあり-12%までリターンが下がっています。
もっともパフォーマンスが悪かったのはGuardion Health Sciencesというヘルスケア企業でした。主に眼疾患を対象に医療食やサービスを提供しているようです。4ドルの公開価格に対して現在は0.25ドルまで下がり、-94%のリターンとなっていました。
トップ15 IPO銘柄
最後にリターン順にトップ15のIPO銘柄です。今後、市場の変動や新規IPOがあれば順位が変わるかもしれませんので暫定ですが、今後の投資の参考になれば幸いです。
ピーター・リンチの株で勝つ[新版]―――アマの知恵でプロを出し抜け
- 作者: ピーター・リンチ,ジョン・ロスチャイルド
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/01/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る