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ビデオ会議サービスZoomがNasdaq上場を申請。売上も顧客も倍増中で、既に黒字化。

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ビデオ会議サービスのZoomがNasdaq上場を準備中です。ティッカーシンボルはZMを予定しています。

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ビデオ会議サービスのZoomがNasdaq上場を申請

jp.techcrunch.com

 

ビデオ会議サービスのZoomがNasdaq上場を申請したようです。ティッカーシンボルは「ZM」になる予定です。

 

もともとZoomの創業者Eric Yuan氏はビデオ会議サービスWebExの初期のエンジニアだったみたいですね。

WebEx自体はシスコ・システムズに買収されましたが、その後にEric氏は独立して再びビデオ会議サービスのZoomを創業するに至りました。

 

Zoomはクラウドでビデオ会議サービスを提供しています。基本的にサブスクリプションでのサービス提供で、組織の規模に合わせて複数のプランの中から選択できます。

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さらに、ただ会議を開催するだけでなく、ウェビナーの開催と運用や、ビデオ会議に必要な機材を揃えたパッケージなども提供しています。

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また一般企業向けだけでなく、教育、金融、政府、医療といった業界に特化したソリューションも提供しているのが特徴ですね。

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他の特徴として、さまざまなクラウドサービスとの連携が容易な点も挙げられますね。

ZoomはZendesk、Atlassian、HubSpot、Slackなど、非常に多くのサービスと連携でき、例えばZendeskやAtlassian Jiraと連携すればビデオ会議でサービスデスク機能を拡張できますし、HubSpotやMarketoと連携すればマーケターが既存顧客や潜在顧客向けのウェビナーを開催することもできます。

 

ビジネスの基本はやはり人と人、企業と企業のコミュニケーションですから、高品質なビデオ会議とその周辺の業務サービスまでカバーするZoomは、一度導入するとなかなか手放せないサービスではないかと思いますね。

 

Zoomのビジネス概況

2019年度の売上高は3.3億ドル

Zoomの2019年度(1月末〆)の売上高は約3.3億ドルでした。その前年がおよそ1.5億ドルで、+118%と倍以上の成長率です。

その前の年も、前の前の年も、売上高は倍増中のようで、非常に勢いに乗っている状況だと言えそうです。

 

また営業キャッシュフローも既に黒字化しており、2019年度は5,133万ドルでした。営業キャッシュフロー・マージンはおよそ16%ほどですね。

 

顧客数も倍増ペース

Zoomのキー・ビジネス・メトリクスの一つが、従業員10名以上を抱える顧客企業の数です。

2019年度にはこの顧客数が50,800企業となり、前年の25,800から倍近く顧客数が増加していますね。

その前年からも倍以上に顧客数が伸びており、売上高の成長を裏付ける数字だと思います。

 

もう一つのキー・メトリクスが、Zoomのサブスクリプション支払いが年間10万ドル以上の大口顧客の数です。

2019年度は344顧客で、こちらも前年比で倍増以上に伸びていますね。大口の顧客をしっかり獲得できているようです。

ビデオ会議サービスの性質を考えると、大企業ほど世界に拠点が多いでしょうし、会議する場所や機会も増えでしょうから、Zoomとしてもそういった企業を積極的に狙っているのではと思いますね・

 

Zoomの顧客にはUberなど

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主な顧客のリストを見ると、UberやServiceNow、Splunk、Workday、Gap、Oracleなどが顧客になっていますね。

また大学や金融機関、ヘルスケア、メディアなど、幅広い業界で受け入れられていることが分かります。

 

例えばUberの事例では、世界60カ国以上に2万人を超える従業員を抱えるUberが、効率的なビデオ会議を求めて2014年にZoomを導入したようです。2018年には月平均で1,400万議事録が作成されるなど、非常に活発にZoomを活用しているとのことです。

 

競合や利用中のクラウドサービスなど 

SEC提出の書類によれば、Zoomの競合企業としては以下が挙げられています。

  • 既存のビデオ会議サービス:WebEx(シスコ・システムズ)、Skype for Business(マイクロソフト)など
  • 生産性向上サービスにバンドルされるビデオサービス:GoogleのHandouts Meetなど 
  • ポイントソリューション・プロバイダー:LogMeInなど
  • その他の大手企業:Amazon、Facebookなど
  • PBXソリューションベンダ(Zoomの提供するZoom Phoneとの競合)

やはり一番の競合は既存のビデオ会議サービスでしょうね。 特にマイクロソフトはOffice365のTeamsにも会議機能がありますし、Zoomにとっても手強い相手になりそうです。

 

あとはAmazonやFacebookなど、今は類似のサービスを持っていなくても将来に参入してくるかもしれない大手企業には警戒が必要ですね。

 

また現在Zoomのサービスは米国、中国、日本、ブラジル、ドイツ、カナダ、オーストラリア、オランダにあるコロケーション型データセンター13ヶ所で運用しており、さらにAmazon Web Services(AWS)とマイクロソフトのAzureも利用しています。

これにより、サービスの高い信頼性を確保しながら、世界のユーザに近い場所でサービス運用することで高品質な使い勝手を維持しているわけですね。

 

 

最近のIPO企業はまだまだ赤字な状況の企業がほとんどだったと思いますが、Zoomは珍しく営業キャッシュフローが黒字化しており、純利益もプラスマイナス・ゼロとなっています。

その好調さを裏付けるように大口顧客を含む顧客数は倍増していますし、その結果として売上高も倍増ペースで伸びています。このペースなら成長が鈍化するのはまだまだ先なのかもと思ってしまいますね。

マイクロソフトやGoogle、シスコ・システムズといったIT界の競合は気になりますが、上場したら投資を考えてみたい企業に感じました。

 

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