ユーエスがはじめて米国株を学ぶブログ

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Netflixの2018年第4四半期決算を確認。有料会員数の推移から同社の成長を見てみましょう

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先週のNetflix決算では売上高が予想に届きませんでした。もう少し数字を見てみましょう。

 

 

Netflixの2018年第4四半期決算

  • EPS:0.30ドル(予想:0.24ドル)
  • 売上高:41.9億ドル(予想:42.1億ドル)
  • ガイダンス:2019年Q1 EPS 0.56ドル(予想:0.86ドル)
  • ガイダンス:2019年Q1 売上高 44.94億ドル(予想:46.1億ドル)
  • ガイダンス:2019年Q1 有料会員数 米国:+160万人、海外:+730万人(予想:合計+800万人)

Netflixの2018年第4四半期決算は、EPSがコンセンサス予想を上回るものの、売上高が予想に届きませんでした。

また今期(2019年第1四半期)のガイダンスについても、EPS・売上高とも予想と比べて弱い内容でした。

有料会員数の増加見込みについては予想を上回りました。

Netflixの株価は決算発表後におよそ-4%の下落となりました。 

今月に米国の各プランの値上げを発表したばかりですが、今回の決算での売上高の鈍化が影響しているのかもしれませんね。

 

有料会員数の推移

 

四半期ごとの米国と海外の有料会員数の推移をチャートにしました。19Q1は先程のガイダンスの数値を足しています。

今のところは米国・海外ともに有料会員は伸び続けてますね。現在の有料会員数は全体で1億3900万人程度となっています。

2019年Q1のガイダンス通りでしたら、有料会員数はもうすぐ1億5000万人に届きそうですね。 

 

有料会員数の成長率

 

先程の有料会員数の成長率の推移です。前年同期比で見ています。

大きな傾向として、米国はおよそ10%前後で有料会員が伸びており、海外は40%前後での伸びとなっていますね。

米国は10%、海外は40%というのが成長率の傾向を見る上での基準となりそうです。

 

2019年Q1のガイダンスをもとに成長率をプロットしていますが、非常に緩やかですがちょっと成長率が傾いてきたようにも見えますね。米国が9.1%、海外が38.0%の見込みです。

過去にも成長率が下がった後に再び伸びた時期もありますので、この数値のみで成長性を判断はできないと思いますが、この傾向が今後どうなるかは注意しておいた方が良いでしょうね。

 

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フリートライアル会員数では海外の成長性に期待?

有料会員の獲得で大事なのは、まずフリートライアルの会員を作ることですね。有料会員のほとんどは無料視聴期間を経た人たちでしょう。

 

米国と海外のフリートライアル会員数の推移を上にプロットしています。まず米国では毎期100〜200万人ほどのフリートライアル会員を抱えていますね。2018年Q4はフリートライアル会員が伸びてきてました。この100〜200万人の帯を超えていけるかがポイントになりそうです。

 

さらに顕著な傾向が海外のフリートライアル会員の急激な成長ですね。もともと伸び率は米国よりも大きいですが、2018年Q2あたりから数が大きく増えています。Netflixの海外展開がより本格化してきたのですかね。このフリートライアル会員を有料会員に転換していけるかが鍵ですね。

 

 

Netflixの成長性をこれら会員数の推移で見てみると、やはり米国の有料会員の頭打ちがいつ訪れるかが気になりますね。成長率が再び10%台に戻ってくるかに注目です。

また海外展開についてはまだまだ伸びていきそうです。こちらも大量のフリートライアル会員のうちどの程度を有料会員化できるかで成長率が40%台に回復するかが決まってきそうです。

 

 

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