ユーエスがはじめて米国株を学ぶブログ

米国株投資を始めて3年目に突入。米国株初心者が学んだことを記録していきます。

最近、TSMCが気になります

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新たな投資先として最近気になる銘柄、TSMについてです。

TSM:Taiwan Semiconductor Manufacturing(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング)

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台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー (TSMC)

TSMC は、1987年に設立された世界最大の半導体専業ICファンドリーメーカーです。専業ICファンドリー事業の創始者として、また専業ICファンドリーのビジネスモデルの牽引する企業として、最先端及び "More-than-Moore" のウェーハ・プロセス製造技術や卓越した製造効率を提供するなど高い評価を得てきました。創業時より一貫してファンドリー業界をリードする最先端技術と、TSMC COMPATIBLE®(TSMCの技術と互換性のある)設計サービスをお客様に提供しています。

〜会社概要より〜 

TSMCは半導体銘柄の一つとして興味があります。半導体ビジネスの形態として、企画・設計に特化して自社工場を持たないファブレスと、逆に製造受託に特化したファウンドリがありますが、TSMCは後者のファウンドリに位置します。

 

例えばAppleはファブレスとして有名ですね。iPhoneの新作が発表されると、そのプロセッサを製造受託するメーカーとしてTSMCの名前をよく聞きます。先日発表されたiPhone 8に搭載のA11プロセッサの製造もファウンドリのTSMCが独占して受託しているようです。その前のA10もTSMCの独占受託だったとのことです。

「iPhone8」用A11プロセッサ、TSMCが生産開始!台湾メディア報道 - iPhone Mania

 

今から遡ること4年半前、PS4が世に出る際のプロセッサ開発についても、当時のファウンドリの中でPS4の量産に対応可能なのはTSMCだけだったようで、結果TSMCがPS4のプロセッサ製造を受託しています。

【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】PlayStation 4のCPUコアはなぜ「Jaguar」なのか - PC Watch

 

今や世界最大のファウンドリとなったTSMCが狙う次のビジネスは、IoTやデータセンターといった成長市場です。どちらも現在進行形で伸びており、TSMCの将来に大いに期待したいです。

www.ys-consulting.com.tw

www.nikkei.com

<参考>

www.us-stock-investor.com

 

経営状況を見てみますと、営業CFは年々増加で、営業CFマージンも50%超えと、非常に素晴らしい数字となっています。

純利益 営業CF 売上高 営業CFマージン
2014 $8,043 $13,338 $24,138 55.3%
2015 $9,219 $16,131 $25,680 62.8%
2016 $10,295 $16,750 $29,411 57.0%

 

ここ5年の株価推移と現在の各種数値です。株価は順調に成長中ですね。PERは16.88と割高感はあまりなく、配当率は3.03%と高水準に思います。

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気になる点としては、配当の歴史は浅く、また連続増配の銘柄にはまだなっていないことですね。ちなみに配当は年1回で、2017年の配当は既に済んでいました。。

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新興国が成長することでスマホの需要は伸びでしょうし、IoTやデータセンターといった技術関連もまだまだ成長の余地はあると思っています。またAppleやNVIDIAといった好調なファブレスが顧客であるため、TSMCが彼らの成長をそのまま取り込めるのも強みに感じます。ただ長期投資の観点からはまだ歴史が浅いため、今すぐTSMCに投資をするかは悩みどころですね。腰を据えて考えていきたいと思います。