Googleは検索結果のページに『ニュース』や『画像』といった検索結果のページも提供していますが、今回新たに『ファイナンス』が検索結果に追加されました。
Google検索結果に『ファイナンス』を追加
Googleは28日に『ファイナンス』ページの追加をアナウンスしました。
いつもの検索結果のページで『もっと見る』のタブをクリックすると『ファイナンス』のリンクが表示されます。
そのままクリックすれば検索ワードに関するファイナンス情報が表示されます。…と思いきや、企業名だとダメみたいですね。
企業名ではなくティッカーを入力すれば、検索候補がちゃんと表示されました。
あとは表示させたいティッカーを選択するか、そのままEnterキーでファイナンス情報のページに移動できました。
もしくは、直接 http://www.google.com/finance にアクセスしてもOKでした。
このURLにアクセスした場合は、株式市場や主要指数の概要情報が表示されますね。
『ファイナンス』ページの追加は嬉しいのですが、代わりに(という訳でもないんですけど)Google Financeのポートフォリオ機能などの提供が終了しましたね。
元々、それら機能の終了は数か月前からアナウンスされていましたから予定通りにはなりますが、個人的に使いやすくて気に入っていただけにちょっと残念です。
Google『ファイナンス』ページの機能
気を取り直して『ファイナンス』ページの機能紹介です。
個別銘柄の概要・比較・財務情報の表示
個別銘柄を『ファイナンス』で検索することで、その銘柄の概要、関連企業との比較、財務情報を確認できます。個別銘柄の概要確認が効率的にできますね。
株価情報のフォローと通知
『フォロー』ボタンで銘柄をフォローすることで、株価情報を自分用の一覧ページに追加できます。もともとGoogle Financeのポートフォリオ機能を使っていた人なら、ポートフォリオに含んでいた銘柄は自動で一覧に追加されていました。
冒頭のGoogleブログの記事によれば、ここでフォローしている銘柄に大きな変化があれば通知してくれるそうです。今のところ、その通知が何をトリガーに発生するのか、通知方法はメールなのか、詳細は不明ですね。
オススメ銘柄情報
各自の関心にもとづいてオススメ銘柄を教えてくれるそうです。『関心』をどうやって把握しているのか分かりませんが、フォローしている銘柄やGoogle検索履歴などを使っているのでしょうかね。
気になるオススメ銘柄はそのままフォロー可能です。
地域市場・世界市場のニュース一覧
地域市場、世界市場というカテゴリで関連ニュースの一覧が表示されていました。また関連為替の情報と主要指数も同じページにありますね。
今のところ『地域市場』ページは米国市場がメインのようですが、これは私個人の設定なのか一般的にそうなのかは分かりません。そのうちこの地域もカスタマイズできるようになるのかもしれません。
まだまだ出来たばかりの新機能なので、さらなる進化に期待
『ファイナンス』ページは出来たてということで、情報量や機能についてはまだまだ物足りない印象です。
株式関連のニュースサイトとして使うには掲載数が少ないですし、個別銘柄の情報をさらに詳しく見るには情報が足りないですね。
その点についてはGoogleも認識しており、アナウンス記事でもぜひフィードバックを送ってほしいと言っていますので、気になる点はどんどん伝えてあげると進化も早くなるのではと思います。
将来的にはYahoo! Financeと肩を並べられるくらいの投資情報ページになって欲しいです。ついでにポートフォリオ機能も復活してくれると個人的にはありがたいですね。ともかく『ファイナンス』の今後の進化に期待です。