ユーエスがはじめて米国株を学ぶブログ

米国株投資を始めて3年目に突入。米国株初心者が学んだことを記録していきます。

スクエア(SQ)の株価が16%の下落!一体なにが起きたのでしょう?

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今年の業績が絶好調なスクエア(SQ)が今週に入って株価が急落しています。一体スクエアになにが起きたのでしょう?

 

 

2017年は絶好調なスクエア【SQ】

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スクエアについて2017年の頭からの株価推移を見ますと、15ドルあたりから50ドル近くまでの約3倍の増加となっていました。成長著しいハイテク株の中でも急成長の部類でしょうね。

 

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ところが一転して昨日は約16%の下落と株価が急落していました。今年はずっと上昇気流だったスクエアに一体何が起きたのでしょう?

 

決済サービスとしてどこよりも先んじてビットコインに対応!

今や留まるところを知らないビットコインの勢いに乗るべく、スクエアは先日に決済アプリでビットコイン購入の対応を発表しました。

 

www.bloomberg.co.jp

モバイル決済サービスの米スクエアは、アプリ「スクエア・キャッシュ」のユーザーの一部が仮想通貨ビットコインを購入できるようにした。

  同アプリを使えば、銀行口座に連結しなくても資金の保管やピア・ツー・ピア(P2P)の支払いが可能になる。

 

今年の勢いそのままにスクエアは他の競合サービスに先んじてビットコインへの対応を発表しました。この決断力の早さと技術力の高さは流石と感じました。

 

勢いが良すぎるのも玉に瑕?アナリストからは不安視される結果に

モバイル決済システム開発のスクエアが商いを伴って反落。取引所ベースでの売買代金はトップとなっている。アナリストが投資判断を「中立」から「売り」に引き下げている。 

スクエアが反落 アナリストから行き過ぎとの指摘=米国株個別 | 為替ニュース | Klug FX(クルークFX)

 

今回のビットコイン対応については、その先進性の高さを評価するアナリストがいる一方で、ただでさえ想定以上の急成長をしている中でさらに高リスクなビットコイン対応をした点に警戒感を表すアナリストも少なくなく、いくつかの金融機関でスクエアの評価を「売り」に引き下げる結果となりました。

 

あるアナリストの評価では、すでに今の株価には将来の成長分を十分すぎるほど反映しており、ここからさらに不確定要素の強いビットコインへの対応を織り込むことに合理性を感じていないようで、今が利確のタイミングと考えているようでした。

www.benzinga.com

 

その評価に追従するように昨日はスクエアの売りが入り、結果として16%もの下落となりました。金融サービス企業のBTIGの投資判断では目標株価を30ドルと引き下げており、今の41ドルからまだ下がると見込まれています。

 

スクエアの将来性を信じるなら投資のチャンスと言えるかも

成長著しくなかなか投資判断がつきにくいハイテク株のなかで、こうした突発的なイベントは投資機会と言えるかもしれません。

 

スクエアの顧客の大半は今までクレジットカード決済を導入できないでいた中小企業や個人事業主です。米国市場の大半はそういった大企業以外の企業や個人で占められていますし、起業の精神に旺盛な米国ではスクエアの潜在顧客はまだまだ大勢いるはずですから、スクエアの成長については心配はないでしょう。

 

他社に先んじたビットコイン対応はもちろん他社への牽制もあるでしょうし、現状では何も失敗はない状態ですから、スクエアの将来性に期待を持ちながら投資機会がなかなか無かった方には機会到来と言えるかもしれませんね。

 

 その後のスクエアの決算

www.us-stock-investor.com

 

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