2018年が始まりましたが、2017年の振り返りとしてS&P500に関する記事紹介です。昨年のS&P500銘柄で、株価パフォーマンスの勝者/敗者は誰だったのでしょうか。
2017年はS&P500も好調でした
2017年は米国株は多くの企業で好調な株価推移でした。S&P500の構成銘柄も好調な企業が多く、上記グラフのように1年を通して右肩上がりのパフォーマンスでしたね。
2018年も好調をキープするのか停滞するのかは分かりませんが、過去から現在までのパフォーマンスを見るに、深く考えないでS&P500に連動するETFや投資信託をコツコツ投資するのが一つの最適解に思えてきます。
S&P500の勝者/敗者
2017年は指数としてのS&P500は好調でしたが、その構成銘柄のすべてが好調だったわけでは当然ありません。中には他の銘柄と比べて優れた/劣ったパフォーマンスだった銘柄もありました。上の記事ではそれら勝者/敗者のパフォーマンスについて紹介しています。
S&P500の勝者10銘柄
ベストパフォーマンスはNRG Energy
2017年、S&P500銘柄で最も株価のパフォーマンスが良い結果となったのは発電会社のNRG Energy(NRG)でした。安定した印象の強い公益事業の企業がトップパフォーマンスだったのは意外な結果でした。
NRG Energyは2017年7月にアクティビストらの要請で最大40億ドル相当の資産売却を進めると発表し、それを受けて株価が大きく高騰しました。その後も徐々に株価を伸ばし、最終的に約132%の増加となりました。
発電のNRGエナジーが大幅高 資産売却を計画=米国株個別 | 為替ニュース | Klug FX(クルークFX)
第2位のAlign Technologyは歯科矯正の会社
Align Technologyはマウスピース型歯科矯正の製造・販売を手がけるヘルスケア企業です。同社の主力は透明なマウスピース型歯科矯正「インビザライン・システム」になります。従来のワイヤー型と比べて目立たないのがメリットですね。
テクノロジー、ヘルスケア、一般消費財が目立つ結果に
その他の銘柄としてボーイング(BA)、NVIDIA(NVDA)、ペイパル(PYPL)などが好調でした。トップ10を見ると、テクノロジー、ヘルスケア、一般消費財の銘柄が2〜3銘柄ずつと多かったですね。
一般消費財とありますが、ウィン・リゾーツはリゾート開発大手、DRホートンとパルトグループは住宅建設の企業になります。ウィン・リゾーツは日本へのカジノ進出の噂が絶えない企業ですね。
米住宅建設業者の景況感を示すNAHB住宅市場指数が2017年後半からずっと高水準を示しており、トップ10入りのDRホートン、パルトグループといった住宅建設企業は引き続き好調を維持しそうです。