ユーエスがはじめて米国株を学ぶブログ

米国株投資を始めて3年目に突入。米国株初心者が学んだことを記録していきます。

【PM】フィリップ・モリスからの配当金。IQOSの米国販売はまだまだ道半ばのようです

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フィリップ・モリスからの配当金を受け取りました。フィリップ・モリスは米国外でのタバコ販売を主なビジネスとしていますが、最近は電子タバコのIQOS普及に力を入れていますね。当然、米国でのIQOS販売も視野に入れていますが、その道程はなかなか厳しそうです。

 

 

フィリップ・モリス(PM)からの配当金

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フィリップ・モリスからの配当金は13.66ドルでしたので、1月の配当金は合計121.68ドルとなりました。100ドル突破したのは嬉しい限りです。

 

フィリップ・モリスの株価が急落!

フィリップ・モリスの四半期決算はまだ発表されていませんが、先日に株価が急落する瞬間がありました。

 

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急落は昨日のことですが、その数日前にIQOSの健康リスクについてFDAの見解を示すニュースがありましたね。

www.bloomberg.co.jp

報告書は、アイコスをたばこのより安全な代替品として発売できるまでには、がんを引き起こす可能性を巡る徹底した分析が必要であり、フィリップ・モリスはそうした研究結果を年内に公表することが期待されると指摘した。 

FDAの見解では、IQOSが従来の紙タバコよりも健康リスクが低いとはまだ判定できないとのことで、フィリップ・モリスに対してさらに詳細なデータ提出を求めるとのことでした。

 

このニュースが報じられたときにはフィリップ・モリスの株価はほとんど動かなかったと思います。

 

そして昨日、FDAの詰問委員会が否定的なコメントを発表したことが株価急落の引き金となったようです。

jp.wsj.com

finance.yahoo.com

 

これら記事によれば、フィリップ・モリスとしてはIQOSを「健康被害の少ないタバコ」という政府お墨付きをもらった上での米国販売を目指しているようですが、詰問委員会はフィリップ・モリスの提出した実証データだけでは低リスクであるとは言えないとの見解を示しました。

 

詰問委員会のコメントには法的拘束力はなく、最終的な判断はFDAが下すことになるようですが、市場はこういった電子タバコに対する向かい風に嫌気したようですね。フィリップ・モリスの株価は急落後に少し持ち直しましたが、元の株価には戻っていない状況です。

 

時を同じくして、IQOSの米国販売を担当するであろうアルトリア・グループ(MO)の株価も急落していました。

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元は同じ会社だったものがタバコ販売に関しては米国内はアルトリア・グループ、米国外はフィリップ・モリスと分業体制となったため、例えば昨年の夏に米FDAがニコチン含有量規制の動きを見せ始めたときには米国担当のアルトリア・グループのみ株価が下落し、フィリップ・モリスの株価にはほとんど影響がありませんでした。

 

しかしIQOSに関しては、IQOSの製造・販売はフィリップ・モリスが推進していますが、米国で販売する際には米国内担当のアルトリア・グループを介することになると予想されるため、今回はIQOSというお互いを結ぶ製品に関する懸念材料となり両社の株価がダメージを受けたのでしょうね。

 

先程の記事でウェルズ・ファーゴのアナリストが「FDAは最終的にはIQOSの米国販売を許可するだろうが、その時期について予測するのは難しい」と述べています。また、FDAが米国内でのIQOS販売を許可することと、IQOSが「タバコより健康リスクが低い」と認可することは別々の問題であるため、「タバコより安全な電子タバコ:IQOS」として販売ができるかどうかは未知数ですね。

 

遅かれ早かれ米国内でのIQOS販売は始まりそうに思いますので、今回の株価下落を一時的なものと捉えての買い増しチャンス到来かもしれませんね。