今まで自分のポートフォリオのセクター別比率を確認するときは個別銘柄のみ見てましたが、よくよく考えれば投資しているETFのセクター別比率も考慮に入れてもいいんですよね。今現在VYMとPFFに投資済みですので、それらのセクター別比率を考慮してポートフォリオを再確認してみました。
まずは各ETFのセクター別比率を確認
私が現在投資済みのETFは下記の2つとなります。
- バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM)
- iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)
まずはこれらのセクター別比率を確認しておきましょう。
バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM)のセクター別比率
Vanguard - Product overview - High Dividend Yield ETF
こちら本家のサイトを参考にしました。現在のVYMのセクター別比率は下記になりました。
情報技術、金融、ヘルスケア、資本財あたりがほぼ同じ比率ですね。
VYMは高配当銘柄への投資を方針とするETFですが、意外なのは高配当な銘柄が多そうなエネルギーと公益事業が上位ではない点でした。
iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)のセクター別比率
こちらも本家のサイトを参考にします。セクター別比率が結構細かいですが、世界産業分類基準(GICS)に従って集計しました。GICSについては下記記事も参考ください。
PFFではほぼ金融セクターによって占有されていました。VYMではトップ比率だった情報技術はわずかに0.3%です。全く正確の異なるETFということがよくわかります。
投資済みのETFのセクター別比率を考慮した現在のポートフォリオ
VYMとPFFのセクター別比率に従い、投資済みETFを考慮して計算し直した現在のポートフォリオは下記のようになりました。
もっとも多く投資をしているのは生活必需品セクターになります。これは個別銘柄のみのポートフォリオでも同じですね。
次に占有率の大きいセクターは金融セクターとなりました。こちらは個別銘柄を全く持っていないセクターですが、PFFのおかげで2番めに大きな投資比率となりました。
電気通信セクターはAT&Tとベライゾンへの投資が効いているのか3番目に大きな投資比率でした。ここは高配当を期待しているセクターですね。
全体を眺めたときに、やはり成長著しい情報技術セクターへの投資比率の低さが気になります。決してないがしろにしていたわけではないですが、インカムゲインを重視して投資をしてきた結果として投資比率が低くなっています。情報技術セクターについては個別銘柄よりもETFを活用して投資をしようかなと考えています。
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今回はETFを加味してポートフォリオを確認してみましたが、思った以上に金融セクターに投資をしていたり、相変わらず情報技術セクターへの投資が低かったりと、新たな発見と再確認ができました。
そろそろ2017年も終わりに近づいていますし、2018年に向けてポートフォリオの見直しと投資方針の検討をじわじわと進めていきたいと思います。
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