ゼネラル・ミルズ、AT&T、ベライゾンからの配当金を受け取りました。AT&Tはちょっと入金が周りより遅れてましたがこれで一安心です。
3銘柄からの配当金
ゼネラル・ミルズ(GIS)、AT&T(T)、ベライゾン(VZ)からの配当金は合計136.45ドルとなりました。どれも配当利回りが他より高めな銘柄で、いつもより多めな印象です。
これら配当金はバンガードのVTIに投資可能な『楽天・全米株式インデックス・ファンド』にまわしていきます。
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2017年の配当金状況
2017年6月からの配当金状況です。11月は個別銘柄の配当が大きかったですね。
あとはiシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)からの配当を予定しています。毎月配当は嬉しいものです。
3社の現況
AT&Tの場合
AT&Tはここ最近、株価が下落中です。四半期決算で契約者数の減少と、利益・売上が予想に届かなかった点が原因と思われます。
またここにきてタイム・ワーナーの買収についても暗雲が立ち込めてきました。
2日の米株式市場で、メディア企業タイム・ワーナーの株価が下落。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が、米司法省がAT&Tによる854億ドル(約9兆7200億円)でのタイム・ワーナー買収の差し止めを検討していると報じたことが手掛かり。
通信事業者としては5Gの普及を進めるとともに、そこに流すコンテンツを握ることも重要と思いますので、ぜひともタイム・ワーナーの買収は完了してほしいところです。
私としてはAT&Tの株価が下がったタイミングで追加投資をしてきましたが、投資格言「頭と尻尾はくれてやれ」の通りにもう少し投資を待ってみても面白かったですね。
ここ5年の株価推移を見ると今の33ドルあたりで反発をしてきてますので、ちょうど今が底値くらいですかね。
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ベライゾンの場合
先日の四半期決算はほぼ市場予想通りで大きなサプライズは特にありませんでしたね。買収したヤフーのおかげで増収確保となりましたが、コア事業の携帯事業があまり思わしくないようです。
特にライバルのTモバイルへの契約者流出がしばらく顕著でした。ベライゾンによれば流出傾向は底を打ったそうですが、実際のところは次の四半期決算で明らかになると思いますね。
確かに契約者は増加傾向にあるようで、今のところ2四半期連続での増加とのことです。新しく始めたプランが好調みたいですね。
ベライゾンもAT&T同様にここ最近は株価が下落傾向です。さらに先日のTモバイル・スプリント合併が破談になったことで、ベライゾンとAT&Tの株価が影響を受けました。
その両社の合併協議行き詰まりが報じられると、両社より大手のライバルであるベライゾン・コミュニケーションズ(VZ.N)とAT&T(T.N)の株価が打撃を受けた。つまり、携帯電話業界の再編統合が進めば、消費者を犠牲にする形で業界すべての利益が上向くと投資家が想定していたことになる。
(中略)
FCCが、せっかくのこの競争状態を危うくする案件に賛成すれば、おかしな話になる。市場がベライゾンとAT&Tの時価総額を70億ドル強も目減りさせて発信しているメッセージも、そういうことだ。ベライゾンとAT&Tの投資家は、業界再編でより恐るべきライバルが誕生することは心配していない。不安を抱いているのは、合併がご破算となり、価格競争が続いていく事態なのだ。
このコラムの通りになりそうです。業界再編は実現されず、AT&T、ベライゾン、Tモバイル、スプリントの競争激化はしばらく続きそうですね。この競争の中で消費者に支持されるサービスをいち早く提供できた会社に消費者が流れていくのではないでしょうか。
ベライゾンとしては動画配信サービスを開始するかもしれないです。5G普及の際にはこういったサービスとの連携が肝になりそうですね。
ベライゾンのここ5年の株価推移です。大体43ドルあたりでの反発を繰り返していますので、そろそろ底値になりそうですかね。
ゼネラル・ミルズの場合
ゼネラル・ミルズは去年の夏頃からずっと株価が下落傾向ですね。最近の健康志向トレンドもあってか、食品会社はゼネラル・ミルズに限らず事業が低迷している印象を受けます。
ここ1年の株価を振り返ると、途中に上昇する場面もありますがトレンド的には下落傾向ですね。どこで下げ止まるかが気になります。
ゼネラル・ミルズのビジネスは厳しい状況ですが、そのブランド力はまだまだ健在に思います。日本でも「ハーゲンダッツ」は高級アイスの代名詞ですよね。
今のところはゼネラル・ミルズへの追加投資は考えていませんが、今後ビジネスが復調し始めたら再度検討してみたいです。そのための打開策に期待していますが果たしてどうでしょうね。
例えばペプシコは健康志向のトレンドに追従してゼロカロリーやゼロシュガーの飲料に注力しました。その結果、既存ブランドのペプシ・コーラやマウンテンデューのシェアを犠牲にしてしまいました。市場が想定していたほどには健康志向ではなかったことも要因のようです。
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消費者トレンドを追いかけるか、ブランド力を頼りに昔ながらの商品に固執するか、ゼネラル・ミルズの戦略に期待しています。