様々な会社へ投資をしているバフェット氏(バークシャー・ハサウェイ)ですが、IPO準備中のUber相手には失敗に終わったようです。
バフェット氏、Uberへの出資提案が破断
記事によれば、今年に入ってからバフェット氏はUberに対して30億ドルの出資提案をしたそうです。ただ条件面での折り合いがつかず、結果としては破断に終わったとのことです。
タイミング的にはソフトバンクによる出資契約が完了した1月あたりみたいです。ソフトバンクは12億ドルの直接投資契約を締結しました。
ソフトバンクに先を越された訳ではないでしょうが、もしバフェット氏の出資も実現できていたらかなりインパクトのあるニュースになったでしょうね。
ジェフ・ベゾスやJay-ZもUberに投資
Uberへ投資をしている企業や個人についてはCrunchbaseにまとまっています。
投資家はゴーマン・サックスやモルガン・スタンレー、ブラックロックといった金融関係からMicrosoftといったテック関係、バイドゥやテンセントといった中国企業など多岐にわたっていますね。
個人投資家の名前も多く、Amazon CEOのジェフ・ベゾスやラッパー兼プロデューサーのJay-Zの名前もありました。
大型買収を探すも実現が遠いバフェット氏
バフェット氏としては大型買収案件を探している最中のようですがなかなか実現は難しそうです。
毎年恒例の株主への手紙の中で、2017年に買収案件をいくつか検討した結果、買収価格が合理的でないと判断して全ての案件を見送っていたことを明らかにしていました。
その結果、バークシャー・ハサウェイが保有する現金資産は1,160億ドル(12.7兆円!)にまで増えたそうです。ちょっと想像できない規模ですね。。
先程のUberへの出資提案が実現していたとしても、30億ドル程度の出資では現金へのインパクトは微々たるものですね。
バフェット氏としても現金を保有し続けるよりは、投資を通してお金に働いてもらうほうが良いでしょうから、いずれは適切な買収価格の案件でガッツリ使うことになるのかなと思いますが、そのビッグニュースを楽しみに待っておきましょう。
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