バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが4〜6月期に売買した銘柄が明らかになりましたので早速確認してみましょう。
購入された銘柄
アップルは追加購入された結果、保有数が2億5千万株を超えました。もともと5月の年次株式総会の場でアップル株の追加購入を明らかにしていましたね。
大きく保有数が増えたのがゴールドマン・サックスでした。+21%ほど保有数が増加していました。
またデルタ航空、サウスウェスト航空も18%以上保有数を増しており、航空株への投資が目を引きます。
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売却した銘柄
この四半期の間にモンサントとべリスク・アナリティクスが全売却されました。
もともと前四半期にモンサントを買い増しして1,900万株相当を保有していましたが、バイエルによるモンサイト買収によって全株をバイエルに手放しました。
当のバイエルは先日のモンサントの除草剤を巡る賠償金判決の影響で株価を下げてしまったようですね。
大きく売却された銘柄はフィリップス66ですね。石油精製と販売を担う、いわゆる川下の企業です。今回は-24%ほど保有数を減らしました。バフェット氏はこういったアメリカン・ブランドへの投資を好むそうですから、手放した背景が気になります。
私も同業のバレロ・エナジーを保有していますしね。
また航空関連のアメリカン航空グループとユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスも少々売られていました。航空株は保有銘柄を整理しているのかもしれませんね。
大手ケーブルテレビのチャーター・コミュニケーションズも-8.74%と一部売却されました。4月の第1四半期決算ではケーブルテレビの加入件数が-12万件と大きく減少したことが分かりましたし、このまま全部売却しても不思議ではなさそうです。
アップル株を着々と買い増ししているのが印象的なバフェット氏(バークシャー・ハサウェイ)ですが、現四半期で何を売買するのか楽しみにしておきましょう。
- 作者: メアリー・バフェット,デビッド・クラーク,井手正介,中熊靖和
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2002/05/20
- メディア: 単行本
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