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エネルギー・セクターの株価妥当性をEPS成長率から計算してみる

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前回に続き、今度はエネルギー・セクターについて株価妥当性を計算してみました。エネルギー・セクターについては先日にバレロ・エナジー(VLO)へ投資したばかりですね。

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エネルギー・セクターの株価妥当性を計算

私の独断でエネルギー・セクターの16銘柄をピックアップして株価妥当性を計算してみました。

表の妥当性(2017)、妥当性(2018)の値が1より大きければ株価が割高、1より小さければ株価が割安という目安となります。あくまで参考程度のものとお考えください。

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2017年のEPS成長率に対する株価妥当性

全体的には現在の株価は割安なものが多いですね。割高とみられるのはEOG Resources (EOG)とONEOK(OKE)の2社でした。

 

先日投資したバレロ・エナジー(VLO)は0.44と割安な部類となりました。最近は原油価格が上向いているようですが、相対的にはまだまだ以前の原油価格水準には達しないので、石油ビジネスの下流部門であるバレロ・エナジーやフィリップス66などは安定して稼げるのではと期待しています。

 

一方でEPS成長率を見ると両社ともに2018年は2017年よりも成長率が下がる見込みです。そうは言っても徐々に原油価格上昇の影響が出てきているのでしょうか。注意深く見守りたいところです。

 

2018年のEPS成長率に対する株価妥当性

こちらは割高な銘柄が少し増えました。まずはスーパーメジャーのエクソン・モービル(XOM)とロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)ですね。2018年のEPS成長率が両社とも10%台で、今の株価からすると割高とみられるようです。あとはキンダー・モルガン(KMI)とONEOK(OKE)も割高判断となりました。

 

スーパーメジャーの中では、シェブロン(CVX)とBP(BP)が2018年も引き続き割安となりました。シェブロンは値が0.99ですので、今の株価が2018年のEPS成長率に対してはちょうど妥当ということでしょうか。BPは値が0.48ですので、株価的には今の倍の$80が妥当な株価と計算できますね。

 

また石油サービス会社のシュルンベルジェ(SLB)、ハリバートン(HAL)、ベーカー・ヒューズ(BHGE)も割安ですね。石油サービス会社も原油価格の上下に強く影響されますが、2018年のEPS成長率がどの会社も高いため、今の株価からすれば割安との判断ですね。

 

この中でもし追加投資をするなら、エクソン・モービルは既に保有していますのでギリギリ割安なシェブロンに投資をしてみたいです。