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【SQ】スクエアが2018年第1四半期決算を発表。利益見通しが予想を下回り、株価が急落!しかし成長ビジョンには引き続き期待です

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スクエア(SQ)が2018年Q1決算を発表しました。Q1の内容は良かったですがQ2の利益見通しが予想に届かず、時間外取引で株価が急落しています。

 

 

スクエア(SQ)の2018年第1四半期決算

seekingalpha.com

  • EPS:0.06ドル(予想を0.01ドル上回る)
  • 調整後売上高:3.07億ドル(予想を1,393万ドル上回る)
  • ガイダンス:Q2 EPS 0.09〜0.11ドル(予想:0.12ドル)、 Q2 売上高 3.55〜3.6億ドル(予想:3.34億ドル)

スクエアの2018年第1四半期(1月〜3月期)決算は、EPS・売上高がコンセンサス予想を上回ったものの、第2四半期のEPS見通しが予想に届きませんでした。

 

結果、時間外取引で株価が7%近く急落してしまいました。グロース株は少しでも不安材料が出ると売られてしまいますね。

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チャートで見るスクエアの四半期決算

売上高、損益の比較(単位:百万ドル)

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スクエアの売上高と損益を見てみます。

トータルの売上高は+44%の6.69億ドル、調整後売上高(売上高からトランザクション・コストとビットコイン・コストを差し引いたもの)は+50%の3.07億ドルでした。

一方の純損益は前年同期のマイナス1,500万ドルからマイナス2,400万ドルに赤字幅が広がりました。製品開発費や販売促進費がかさんだことが要因のようです。

 

取扱高の推移

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取扱高は前期と同じ+31%の成長で178億ドルでした。相変わらず30%超えの高い成長率をキープできていますね。一方で前期の2017年Q4からはちょっと取扱高が下がってますね。

 

店舗規模別の取扱高比率

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店舗規模別の取扱高です。徐々に取扱高が大きい大型店舗の割合が拡大していますね。

2018年Q1は大型店舗(年間取扱高が12.5万ドル〜)が+44%成長し、全体の取扱高の47%を占めるまでになりました。

 

スクエアによれば大型店舗の半数が2台以上のスクエア製品を利用しているそうです。

こうした大型店舗は支払い管理だけでなく、従業員や複数店舗、在庫といった情報の管理も必要となるため、スクエアはそういったニーズに応えるべくソリューション提供しており、今後も大型店舗の割合は増加する見込みです。

 

売上高の内訳(単位:百万ドル)

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売上高の内訳をみると、メインの決済関連であるトランザクションが52.3億ドルで全体の8割近くを占めています。今はまだまだ決済関連が主要事業ですね。

注目なのは新たに「ビットコイン」の売上高が計上された点でしょうか。スクエアは自社アプリ「Cash App」を通じたビットコイン売買に対応しており、その売上高が3,410万ドルになったことが分かりました。

japan.cnet.com

 

一方でスクエアがビットコインをユーザ向けに調達するためのコストが3,390万ドルかかっており、差し引きで収益は20万ドルとのことです。ビットコインに関しては実験的・先行投資的な意味合いが強いでしょうから、収益についてはあまり気にしていないでょうね。

 

ただ同社のビットコイン・ビジネスに対する投資家の意見はネガティブなものも多く、決算発表後に空売りで知られるシトロンリサーチが同社株を売り推奨したことも株価急落の要因だったようです。

 

膨らむ営業費用が収益を圧迫(単位:百万ドル)

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営業費用(Operating expenses)から主要な費用をピックアップしました。

特に冒頭でも触れた製品開発費と販売促進関連の営業・マーケティング費が50%以上の増加を見せており、これが収益圧迫の一要因と言えそうです。

ビットコイン対応の他に積極的なM&Aを手がけるなど、ただの決済サービス以上の企業に変貌する途上ですので、しばらくはこうした費用増加は仕方がないのかもしれませんね。

 

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M&Aも活用し、企業をトータルで支える企業へ

スクエアは先月末にWebサイト作成サービスの「Weebly」の買収を発表しました。

jp.techcrunch.com

Squareによると、Weeblyの買収によって、オンラインとオフラインでビジネスを構築しようとしている起業家に、総合的なソリューションを提供できるようになる。またWeeblyの有料会員62万5000人/社の40%が海外なので、Squareのグローバル展開の足場にもなる。

Weeblyの主要顧客は小規模顧客と起業家ということで、そういった顧客向けのサービス拡充が狙いでしょうね。

 

さらに4月には企業向けフードデリバリーの「Zesty」の買収を発表しました。

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forbesjapan.com

元々スクエアはフードデリバリーの「Caviar」を買収していましたが、Zestyは企業向けに大量の食事や食器・配膳スタッフをあわせてデリバリーできるサービスで、両社の協力により個人から小中規模の企業までフードデリバリーが対応可能となります。

小規模な顧客企業の場合、社食のような設備は保有していない場合が多いでしょうから、Zestyに毎月の定期便を頼むケースも期待できそうです。

この業界はUberEatsやGrabHubなど強力なライバルが多い競争の激しい業界です。スクエアとしてはそこに決済サービス等の付加価値をつけて差別化するつもりでしょうね。

 

 

今回の決算発表では利益見通しが予想に届かずスクエアの株価は下落の見通しですが、同社のユニークな成長ビジョンには個人的にはまだまだ期待しています。

Webサイト作成やフードデリバリーといったサービス拡充で起業家や小規模企業の成長を支援することで、スクエアにとっての将来の顧客を育てる面も期待できそうです。色々なサービスに手を伸ばすフットワークの軽さもありますしね。これからも機会を見て投資していきたいと思います。

 

 

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