ユーエスがはじめて米国株を学ぶブログ

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収支公開:本当に儲かるのか?ロボアドバイザー「THEO」による投資体験

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ユーザーのプロファイルにもとづいて投資ポートフォリオを自動で作成・運用してくれるロボアドバイザー。日本でも知名度が上がってきているように思います。

すでに国内では10以上のサービスが存在しています。その中で、お金のデザインが提供するサービス「THEO」をここ数ヶ月利用していました。過去形なのは、すでに解約済みだからです。

短い期間の投資体験でしたが、実際にはどのようなサービスだったか、儲けることはできたのかを紹介します。

 お金のデザイン「THEO」

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THEO[テオ]は、当社が提供するETF特化型投資一任運用サービスのブランド名です。5つの質問による投資診断を通じてお客さま一人ひとりに最適な資産運用方針を最先端のアルゴリズムにより分析し、資産構成(ポートフォリオ)をご提案します。ご提案内容に納得いただけましたら、証券口座開設と投資一任契約をお申込みください。当社がお客さまに代わり、資産運用方針に基づく運用を行います。

 いち早く日本でのロボアドバイザーを開始したのが、お金のデザインのTHEOです。THEOの特徴は、40種類ほどのETFによる分散投資と、そのポートフォリオの自動メンテナンスです。

運用手数料は、資産額が3,000万円までなら資産額の1%、3,000万円を超える部分はその額の0.5%となっています。ETFの売買手数料、口座への出金手数料、為替手数料はすべて無料です。

また今年の3月に、THEOの運用について詳細を記したホワイトペーパーが公開されています。非常に専門的な内容ですが、サービスの透明性を確保する姿勢は好印象です。

https://www.money-design.com/pdf/whitepaper_20170314.pdf

 

THEOによる投資体験、収支結果

THEOを実際に利用していた期間は、2016年8月〜2017年4月の約9ヶ月です。

THEOではサービス開始時に投資に対する考え方等の質問に回答することで、個人ごとのポートフォリオ構成を作成してくれます。

ポートフォリオ構成

THEOを利用開始した際のポートフォリオ構成は下記のとおりです。

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主に株式で構成されるグロースが53%、主に債券で構成されるインカムが36%、その他のREITやコモディティで構成されるインフレヘッジが11%でした。私としても実験的な意味でロボアドバイザーを始めた面もあるため、売買の動きが活発化しそうなグロースへの比重が大きめなのは良いと思いました。

 

収支シミュレーション

このポートフォリオで資産運用した際のシミュレーション内容です。100万円で運用した場合、過去実績でのシミュレーションでは収益率4.9%の159万円、未来のリターン予想では71〜247万円の試算結果でした。

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時価評価額の推移

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2016年7月から2017年4月までの時価評価額の推移です。表示が0円なのは既に全額出金済みのためです。

開始時は10万円でしたが、適当なタイミングで入金を繰り返し、最終的な入金総額は40万円です。

トータルリターンは、日本円で4.2%、米国ドルで3.05%となっています。特に日本円では、トランプ政権誕生の影響で急に時価総額が値上がりしたのが印象的でした。

 

ポートフォリオ構成の推移

グロース

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ポートフォリオ構成のグロースの推移です。トランプ政権誕生時の株価上昇の影響で、最終的には17.54%の収益率を示しました。

 

インカム

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インカムの推移です。開始時から長らくマイナスの収益率でしたが、こちらもトランプ政権の影響でプラスに転じました。最終的には2.54%の収益率でした。

 

インフレヘッジ

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インフレヘッジの推移です。こちらもインカムと似たような動きで、最終的には4.40%の収益率でした。

 

 収支について

入金総額 出金総額 手数料総額
400,000円 416,801円 2,112円

結果として、40万円の運用(約9ヶ月)に対して+16,801円となりました。ただし初めから40万円の運用ではなく、10万円で開始してその後に数万円の入金を細かく繰り返した最終結果が40万円ですのでご注意ください。

その間に支払った手数料の総額は2,112円です。手数料は資産総額の1%なので、入金を繰り返すことで毎月変動します。

投資銘柄の配当については下記のとおりです。単位はすべて米国ドルです。合計で35.33ドルの配当がありました。

種別 銘柄 配当合計 種別合計
グロース
バンガード FTSE パシフィック 3.27
15.05
バンガード 米国バリュー 3.68
iShares Russell 2000 Value 0.29
iShares Russell Mid-Cap Growth 0.17
iShares Russell Mid-Cap Value 0.46
iシェアーズ MSCI ドイツ 0.01
iシェアーズ MSCI 台湾 2.03
iシェアーズ MSCI 韓国 キャップト 0.95
バンガード 米国スモールキャップ バリュー 1.74
バンガード 米国ミッドキャップ バリュー 2.02
バンガード 米国ミッドキャップ グロース 0.43
インカム
マーケット ベクトル 国際ハイイールド債 1.05
15.61
iシェアーズ 米国MBS 1.64
iシェアーズ 米国国債 20年超 2.87
SPDR Barclays Short Term High Yield 1.35
iシェアーズ iBoxx 米ドル建 ハイイールド社債 2.42
iシェアーズ 米国国債7-10年 1.27
iシェアーズ 世界国債(除く米国) 0.45
iShares Floating Rate Bond 0.05
iシェアーズ iBoxx 米ドル建 投資適格社債 3.81
iシェアーズ 米国 クレジット債券 1-3年 0.49
バンガード 米国中期政府債券ETF 0.07
SPDRブラックストーン/GSOシニアローンETF 0.14
インフレ
ヘッジ
マーケット ベクトル 新興国債券(現地通貨建) 1.06
4.67
iShares Mortgage Real Estate Capped 0.24
iシェアーズ 米国国債1-3年 0.33
iシェアーズ 米国不動産 1.37
SPDR DJ インターナショナル リアルエステート 1.67
合計 35.33 35.33

上記の銘柄についてはリバランスのタイミングで自動売買されるので常にこの構成だったわけではなく、どこかのタイミングで追加されたり売却されたりしていました。最終的には上記28種類のETFを活用して運用していたようです。個人で同じポートフォリオを組むのは知識の面でも売買コストの面でも難しかったと思います。このへんがロボアドバイザーの強みに感じました。

 

ロボアドバイザーを利用してみた感想

  • 一度ポートフォリオ構成を決めてしまえば、あとは入金するだけで勝手に運用してくれるのは非常に楽です。その楽さを極めるなら、自動積立に対応したロボアドバイザーを選ぶのが良いと思います。
  • THEOでは30種類近くのETFを活用して運用していました。自分で買わないだろうと思われるETFも積極的に組み入れてくれるため、分散投資の効果はとても期待できると思いました。
  • 手数料1%は海外のロボアドバイザー・サービスと比べるとまだ割高です。将来的に、海外レベルまで下がってくれることを期待しています。
  • 基本的にはほったらかしになるため、投資について学ぶ機会になるかといえば微妙かもしれません。数十種類のETFについて学習コストをかけてまで知ろうとする方は、かなり投資に対する興味やリテラシーが高い方に限られるのではと思いました。

特に最後の感想がTHEOを解約した理由の一つです。運用をTHEOにお任せして自分は入金するだけになる、という状況が、投資を学ぶことに繋がるかを少し考えたくなりました。

理想的には、個人でも株や投資信託、ETFなどの金融商品を売買しながら、手が回らない部分をロボアドバイザーで補完するような使い方が、学びと資産運用を両立する一つの方法かと思っています。

まずは米国株投資を通じて学びの部分を得ながら、将来的にはTHEOを含めいくつかのロボアドバイザーの中からサービス選択する予定です。その頃には日本のロボアドバイザーも手数料が下がっていることも期待できるかと思います。

 

リンク

私の使っていたロボアドバイザーTHEOです。

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同様のロボアドバイザー、WelthNaviです。