S&P500などの金融市場指数を提供するS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが、新たにTwitterをS&P500構成銘柄に加えることを発表しました。またNetflixはS&P100に採用されます。
TwitterをS&P500に、NetflixをS&P100に追加
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスはTwitterをS&P500構成銘柄に採用することを発表しました。またNetflixはS&P100の構成銘柄に組み入れられます。
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスによる発表資料(PDF)
S&P500とS&P100でそれぞれ除外される銘柄はモンサントになります。
先日にドイツの製薬・化学大手のバイエルによるモンサント買収完了が発表されましたし、これが構成銘柄の変更に影響しているのでしょうね。
S&P500とS&P100の違い
おさらいに両者の違いについてです。
まずS&P500は米国の株式市場に上場している代表的な500の銘柄ですね。500銘柄のリストはこちらのWikipediaにまとまってます。
一方のS&P100は、S&P500の中で時価総額のトップ100を抽出したものになります。S&P500のサブ指数の位置づけですね。こちらもWikipediaに100銘柄が載っていました。
S&P500、S&P100の他にもS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスの指数は膨大にあり、例えば下記の指数があるようです。
- S&P 500 - 大型株500銘柄で構成。本項で記述。
- S&P 100 - S&P 500中、時価総額の特に大きい、超大型株100銘柄で構成。
- S&P 400 - 中型株400銘柄で構成。
- S&P 600 - 小型株600銘柄で構成。
- S&P 1500 - 大型株・中型株・小型株の合計1500銘柄で構成。
様々な条件でS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスの指数を検索するには下記の本家サイトが便利です。
試しに資産を株式にして地域を米国に設定すると、379種類の指数が見つかりました。どんな指数があるのか気になりますが全てチェックするのは無謀そうです。。
S&P500への採用を受け、Twitterの株価は値上がりを見せたようですね。
この日は7日からS&P500種株価指数に採用されることが決まった短文投稿サイトのツイッターが約2年ぶりの高値を付け、投資家の熱い視線を集めた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500に加われば、指数連動型の投信などを含めた運用を刺激するとして買いが膨らんだ。
まだまだTwitterの株価自体は過去の最高値から見て低迷していますが、今回のS&P500への組み入れが少しでもプラスに働くといいですね。