テスラが電動のトラック「Tesla Semi」を発表しました。非常に高スペックなEVトラックとなりそうですが、早速ウォルマートが導入企業として名乗りを上げました。
テスラによるEVトラックの発表
テスラは16日の同社イベントでEVトラック「Tesla Semi」を発表しました。主なスペックは下記の通りです。
- 停車状態から時速100キロ達成がわずか5秒、最大の積載量でも20秒
- 1回の充電での走行可能距離は500マイル(約800キロ)
- 車の前後や左右に複数のカメラやセンサーがついており、その映像は運転席に設置されたディスプレーに送られる
- 運転席が中央にあるため、国ごとに仕様を変える必要がない
- 自動運転機能としては専用のAutopilotを搭載、ハイウェイ走行を補助する非常ブレーキ、車線維持、斜線逸脱警告といった機能を備える
- サードパーティ製の配車管理ツールなどにも対応する
- 出荷時期は2019年
非常に高スペックなEVトラックということで、ニュースでも好意的に取り上げられていますね。
一方で、EVトラックを充電するための同社のMegachargerと呼ばれる充電システムをどれだけの規模で整備できるのかが、2019年の出荷時の成否に大きく影響するでしょうね。
ウォルマート、早速Tesla Semiをプレオーダー
非常にチャレンジングなEVトラックTesla Semiをウォルマートは早速プレオーダーしたようです。
記事によれば、ウォルマートは既に15台のTesla Semiをプレオーダー済みとのことで、5台を米国、10台をカナダでテストする予定となっています。ウォルマートは率先してこの新しいEVトラックのテストユーザーになるつもりですね。
ウォルマートは現在6,000台のトラックで配送センターから店舗へ商品を配達しているとのことで、このEVトラックによりどれ程の効率化や低コストが実現できるかが注目になるでしょう。
イーロン・マスク氏によれば、従来のトラックと比べてこのTesla Semiにより1マイルあたり0.25セントのコスト削減が実現できる予定です。大型トラックの平均年間走行距離が10万マイルとすれば、1トラックあたり年間で2万5千ドルの経費削減が実現できます。もしウォルマートが自社トラックの全てをEVトラックに置き換えることができれば、そのコストカットはかなり大きな値になりそうですね。
ウォルマートとしては、自社のサプライチェーンの枠内でEVトラックがどれだけのことができるかを検証するとともに、排出量削減といった長期のサステナビリティの検証も視野に入れて色々学べることを期待しているとのことです。
その他のTesla Semiの顧客候補
ウォルマート以外に、物流サービス会社のJ.B. Hunt Transport Servicesが複数台のTesla Semiを予約済みで、またミシガンが拠点のスーパーマーケットMeijer(マイヤー)は4台のTesla Semiを予約したとのことです。
物流サービス会社は顧客の大本命になり得るでしょうから、テスラとしてもファーストユーザーにはぜひ成功してもらいたいでしょうね。
ウォルマートと同業となるマイヤーもいち早く予約をしたことで、競争の激しいスーパーマーケット業界の他の企業も参戦してくるかもしれないですね。例えばターゲットあたりは早々に動きを見せても不思議ではないと思います。
実はこっそりAmazonも大量に予約済みだったりすると面白いですね。