トランプ政権以降ずっと高値を更新し続けている米国株ですが、その反動からか最近は株価暴落の予兆に関する記事をよく目にするようになりました。
米国株は「暴落前夜」?
昨年円安局面の終わりを予想したワカバヤシ・エフエックス・アソシエイツの若林栄四代表取締役は、来年初めにかけて1ドル=100円台を割る円高を見込む。米国をはじめ世界経済はデフレで、米国株は「暴落前夜」とみる。
「ヒンデンブルグ・オーメン」が2年ぶりに点灯?
市場関係者の間で米国株暴落の予兆チャートとして知られる「ヒンデンブルグ・オーメン」が2年ぶりに点灯、史上最高値圏にある米国株の先行きに一抹の不安が生じた。(中略)一度サインが点灯すると約41%の確率でパニック売りが発生、有効期間は40日程度とされる。
投資の神様が「アメリカ売り」?
「ソロス氏が率いるヘッジファンドであるソロス・ファンド・マネジメントが5月に米証券取引委員会に提出した報告書から判明したのですが、同ファンドがアメリカの代表的な株価指数であるS&P500に連動して価格が動くETF(上場投資信託)の『売りポジション』を増やしていることがわかりました。
具体的には、S&P500指数が下がるほど、つまりアメリカ株が暴落するほど儲かることになる『売る権利』を大量に買い増しているのです。その投資額は約3億ドル(約330億円)と巨額。ソロス氏は本気です」
暴落に備える心構え
暴落が本当に発生したとしても、個人的にはそれほど悲観はしていません。
まだ米国株をほとんど持ち合わせていないのも理由の一つですが、何より過去に何度も不況や暴落を経験しながら立て直してきた米国という国自身のロバスト性を信頼しています。
暴落したときには、ちょうどいい買い場が来たな、と思う程度になるでしょう。過去の投資信託やETFへの投資時もそういう気持ちで投資を続けてきました。
暴落を正確に言い当てることは誰にもできないことと思いますので、あまり悲観的にならず、起きたら起きたで投資機会と考える、そんな心構えでいようと考えています。