紙巻タバコからの脱却を進行中のフィリップ・モリスが、スモーク・フリーの未来を見据えてカナダのスタートアップと新商品を開発しているようです。
フィリップ・モリス、カナダのスタートアップParallaxと連携
Media - Press Details | PMI - Philip Morris International
フィリップ・モリスがスモーク・フリーの未来に向けてカナダのスタートアップParallax Develpment(Parallax)とパートナーシップを結びました。
発表によればParallaxは呼吸器内科の二人の博士により設立されたスタートアップで、タバコの健康被害を減少すべく何年も研究してきたとのことです。
Parallaxには調剤、デバイス設計、製造、消費者インサイトといった分野のエキスパートが集まっており、喫煙に代わる新しいニコチン摂取方法を開発中です。
ただ具体的にどういった商品やサービスを開発中なのかはニュースリリースからはまだわかりませんでした。
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Parallaxのホームページを見てみる
何かしらを開発中の謎多きParallaxについて、ひとまず彼らのホームページから情報を拾ってみましょう。
まずトップページの文言からは、Parallaxはライフサイエンス開発会社であり、喫煙者に対して、できる限り高い安全性でもってニコチンを届けるためのプラットフォームを作ろうとしていることが伺えます。
次の文言では彼らの考え方が示されていますね。曰く、彼らのターゲットは喫煙常習者であり、喫煙による被害を減らすことが何百万もの命を救うことに繋がると考えており、そのためにはニコチンが解になり得るということのようですね。ニコチン自体は問題ではなく、喫煙が問題なのだと。
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彼らの開発中の製品に関しての文言もありますね。
彼らの製品はまだ開発中ながらコンセプト検証は完了しており、その製品は最先端の呼吸器病学を活用したもののようです。
タバコとは違い、燃焼や灰、臭いなどを発生させない吸入方式でニコチンを提供するようで、子供や非喫煙者にアピールするような香りや特徴は一切持たないとのことです。
まだまだ抽象的な言い回しでどんな製品なのか想像するしかないですが、IQOSのような電子タバコとも違う、新しいニコチン吸入方式になりそうです。もしかしたらタバコの姿とは全く違うものが出来上がるのかもしれませんね。
彼らの言うように臭いや煙が全くでない製品で、もし周りにも影響がないとすれば、いつでもどこでも利用可能な製品になるでしょうか。ただ持ち運びが可能かどうかも現段階では分かりませんけどね。
紙巻タバコの売上が世界的にも減少傾向にあり、IQOSの日本での販売も鈍化中のフィリップ・モリスとしては、紙巻タバコに代わる手段をこれからも模索するでしょう。
今回のParallaxとの連携で開発されるであろう新製品がIQOS並にインパクトのあるものになるか、お披露目の日を楽しみに待ちましょう。
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