今のポートフォリオを確認すると、もう少しヘルスケアセクターへの投資を考えたくなってきました。
セクター別の現在のポートフォリオ
現在は生活必需品が約半数を占めており、次に通信、公益事業と続きます。ヘルスケアセクターは今のところジョンソン&ジョンソンのみ保有しており、ポートフォリオでは5.7%程度となっています。
以前に読んだシーゲル教授の「株式投資の未来」では、セクター別のリターンを比較するとヘルスケアセクターのリターンがトップであったことがデータで示されておりました。
また生活必需品と同じくらいヘルスケアは生活に無くてはならないものと思いますし、少子高齢化が進む中で求められるヘルスケアの重要性も増すのではと想像し、今はポートフォリオのヘルスケア構成比率を高めたいなと考えています。
- 作者: ジェレミー・シーゲル,瑞穂のりこ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/11/23
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
ヘルスケアセクターの銘柄
ヘルスケアセクターについては、バンガードのETFをもとに概要を以前調べました。その時の印象としては、各社とも高い営業CFマージンを保持しており経営は良さそうですが、一方で訴訟や薬価値下げ、ジェネリック医薬品等の経営リスクはずっと付きまとう業界に思いました。
今一度、ヘルスケアセクターの主要銘柄(バンガードVHTの構成比率トップ10)について見てみたいと思います。VHTについては下記の情報を参考にしました。
現在のVHT構成比率トップ10です。以前に調べた際にはトップ10にアラガン(Allergan)が入っていましたが、今はギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences)と入れ替わっているようです。
ここに挙げたデータだけで判断するなら下記の3観点でしょうか。
- 配当利回り優先なら、ファイザー(PFE)、アッヴィ(ABBV)、メルク(MRK)
- 割安優先なら、ギリアド・サイエンシズ(GILD)、アムジェン(AMGN)
- 配当月優先なら、メルク(MRK)、メドトロニック(MDT)。次点でPFE、UNH、AMGN、GILD
なお配当月については下記記事をご覧ください。今のところ、4月、7月、10月、12月に配当のある銘柄の保有が少ないので、配当月優先はそれを補完できる銘柄という意味です。
<スポンサーリンク>
3つの観点のうち2つ以上の観点に含まれる銘柄は、今のところはメルクとアムジェンですね。個人的にはメルクへの投資を考えたいですが、今はPERが他の銘柄と比べてちょっと割高に見えます。もう少し検討材料を増やして考えたいところです。
メルクといえば、先月のシャーロッツビルの事件を受けてのトランプ大統領の行動に反発して、メルクCEOが大統領の詰問委員会を辞退していました。こうした毅然とした態度を取れるリーダーがいる点も、メルクへの投資を優先したい理由です。
今後はメルクへの投資を優先して考えようと思いますが、他の銘柄についても情報収集は継続していきます。またここに挙げなかった銘柄(イーライリリーやグラクソ・スミスクラインなど)にも目を光らせたいですね。あとは、保有銘柄のジョンソン&ジョンソンも継続して投資するつもりです。