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クラウドサービスのAmazonひとり勝ち時代の終焉?Microsoftの追い上げと、Amazonの置かれた複雑な状況

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クラウドサービスの王者と言えばAmazonのAmazon Web Services(AWS)ですが、その地位を脅かす存在としてMicrosoftのクラウドサービスが急速に伸びているようです。さらにAmazon自身の好調さがAWSの成長を阻害している一面もでてきました。

 

 

クラウドの売上高で、MicrosoftがAmazonのAWSを追い抜く

itpro.nikkeibp.co.jp

 

記事によれば、前四半期(2017年10月〜12月期)におけるMicrosoftのIaaS、PaaSであるAzureとSaaSのOffice365を加えたクラウドサービス全体の売上高が、AmazonのクラウドサービスであるAWSの売上高を超えた可能性が高いとのことです。

 

四半期決算の数字上では、両社のクラウドサービス売上高は

  • Microsoft・・・53億ドル
  • Amazon・・・51億1300万ドル

とのことで、わずかにMicrosoftに軍配があがっているようです。

決算上、何をどの部門の売上に含めるかに依りますので確実な情報では無いかもしませんが、Microsoft AzureとOffice365の勢い自体は本物なのだろうと思います。

 

クラウドサービスの王者は相変わらずAmazonだが、成長率ではMicrosoftがトップ

www.publickey1.jp

 

調査会社のSynergy Research Groupによる2017年第四4半期クラウドサービスのシェア調査の結果です。ここでのクラウドサービスはIaaS、PaaS、ホステットプライベートクラウドを合わせたもので、Office365のようなSaaSを含んでいません。

 

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調査によれば、Amazonがシェア35%程度でダントツのトップ、次いでMicrosoftが13%前後、後ろにIBM、Google、アリババと続いています。

 

2位に倍以上の差をつけてクラウドサービスのシェアを獲得しているAmazonですが、直近4四半期の成長率を見るとわずかに0.5%の成長となっています。

 

対する第2位のMicrosoftは3%の成長と、Amazonの6倍の成長率を見せていますね。この成長率の高さは他のクラウドサービスを含めた中でもトップとなっています。この調査にはSaaSのOffice365は含んでいませんが、それも考慮するとMicrosoftの成長率はさらに伸びるのではと想像しますね。

 

クラウドサービスのAmazonひとり勝ちがいつまで維持できるのか、これからの数年が勝負になりそうです。

 

Amazonの成長がAWSの首を絞める?

www.forbes.com

 

本業(?)のネットショッピングも好調なAmazonですが、小売ライバルのウォルマートやターゲットもただ手をこまねいている訳ではありませんでした。

 

小売業の中にもAmazonのAWSを使っている企業が少なくないですが、AWSの儲けを活用してAmazonは小売店舗のホールフーズのプライスダウンに繋げることができる現状があります。

 

そこで小売のターゲットは自社システムをAWSから引き上げ、これ以上Amazonにお金を落とさない決断をしました。さらにそのシステムの移行先に選んだのはMicrosoftのAzureだったようで、Amazonとしてはダブルパンチを食らった形ですね。

 

またウォルマートも同じ状況であるばかりか、ウォルマートの取引先企業に対してAWS以外のクラウドを使うように通告していたようです。

www.us-stock-investor.com

 

小売業の全てがAWSの利用を今すぐやめるわけではないですし、一度構築したシステムを他に移行するのはそんなに簡単な話では無いと思いますので、その影響は限定的なものだとは思います。

 

ただ「デス・バイ・アマゾン」なんて言葉が生まれるほどに、なりふり構わず多様な産業に乗り出すAmazonは各業界で多くの敵を作っているのも事実です。最近ではJPモルガンとバークシャー・ハサウェイとの保険会社設立のニュースが印象的でした。

www.sbbit.jp

 

EC+αの領域でAmazonが支配的になるほど、各業界の反発を買ってAWSへの敬遠を生んでしまうという、シンプルながら複雑な状況にAmazonは置かれていますね。

 

数年前から言われるように、AmazonがAWSをスピンオフして独立させる選択肢もまだ残っています。今や十分に成長したAWSですから意外と早期に実現されるかもしれませんね。

japan.zdnet.com

 

 

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