アドビが2019年第2四半期決算を発表しました。
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アドビの2019年第2四半期決算
保有銘柄の一つであるアドビが2019年第2四半期の決算を発表しましたので、早速内容を確認しましょう。
- EPS:1.83ドル(予想:1.78ドル)
- 売上高:27.4億ドル(予想:27億ドル)
- ガイダンス:Q3 EPS 1.95ドル(予想:2.05ドル)
- ガイダンス:Q3 売上高 28億ドル(予想:28.3億ドル)
決算内容としては、EPS・売上高がコンセンサス予想を上回るものの、今期(Q3)ガイダンスでEPS・売上高ともに予想を下回りました。
前回の四半期決算時もガイダンスが弱かったです。このときは-4%ほど株価が下落していました。
今回も同じパターンかと思いましたが、意外にも株価の方は上昇していましたね。そのまま今週金曜まで上がり続け、一時は300ドルの大台を超えて最高値を更新していました。
カンファレンスコールのスクリプトを見ても、アドビ側は案外と楽観的な印象を受けました。
彼らの説明によればQ3からQ4にかけてのEPS成長率はQ2からQ3の3倍程度を見込んでいるとのことです。公表済みのガイダンスをもとに各期のEPSと成長率を試算してみると、
Q1:$1.71
↓ +7.0%
Q2:$1.83
↓ +6.6%
Q3:$1.95
↓ +18.5%
Q4:$2.31
このようになり、確かにQ3→Q4は3倍近くの成長を期待できそうです。2019年度の通期でのガイダンスはまだ更新されていませんので、もしアップデートがあればきっちり3倍の成長になるかもしれないですね。
またAdobe Sparkといった新サービスの伸びが好調なようで、成長ドライバーとなり得るサービスをしっかり持っていることも好感されたようです。
売上高の推移は下記のとおりです。
四半期の売上高については毎期23〜25%ほどの成長をキープしており、安定感がありますね。
セグメント別の売上高でも、各部門の比率はDigital Mediaが7割、Digital Experienceが3割弱、Publishingが残り3〜4%という割合で安定しています。全セグメントが足並み揃えて伸びている感じですかね。
投資のルールとして決算が悪かった銘柄は売却を考えますが、今回のアドビの決算ははっきり悪いとは言えない、やや保守的な内容だったのかなと思いました。そのため今回は売却を見送り、次回決算の結果を見て考えたいと思います。
正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について
- 作者: 市谷聡啓
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