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【PG】P&Gが2018年第3四半期の決算発表。全体的に低成長なのが気がかりです。

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P&Gが2018年第3四半期(1月〜3月期)の決算を発表しました。ここ最近は株価の低迷が気になる同社ですが、決算の方はどうだったでしょうか。

 

 

P&G(PG)の2018年第3四半期決算

Procter & Gamble beats by $0.01, beats on revenue - The Procter & Gamble Company (NYSE:PG) | Seeking Alpha

  • EPS:1.00ドル(予想を0.01ドル上回る)
  • 売上高:162.8億ドル(予想を6,000万ドル上回る)
  • ガイダンス:会計年2018年の売上高 670億ドル(予想と一致)

P&Gの2018年第3四半期(1月〜3月期)の決算は、かろうじてEPS・売上高がコンセンサス予想を上回る内容でした。

ガイダンスでは年間売上が670億ドルを見込んでいます。こちらはコンセンサス予想と同じでした。

 

P&Gの株価はここ1年ほどは下降気味ですね。今回の決算で少しでも回復すると良いのですが。

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また本日、ドイツの製薬大手メルクから一般用医薬品などの消費者向けヘルスケア事業を34億ユーロ(約4,500億円)で買収すると発表がありました。

www.nikkei.com

 日用品大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は19日、独製薬大手メルクの一般用医薬品(大衆薬)など消費者向けヘルスケア事業を34億ユーロ(約4500億円)で買収すると発表した。2018年中の完了をめざす。大衆薬業界では大型の再編が相次ぐ。P&Gは今回の買収で大衆薬の品ぞろえを広げる。

 独メルクは同業の米メルクの源流となった企業だが、現在は直接の関係はない。買収対象となる消費者向けヘルスケア事業の17年の売上高は9億1100万ユーロで、過去2年の年率成長率は6%だった。筋肉痛を緩和する薬や風邪薬などのほか、ビタミン剤やサプリメントなどで構成され、世界44カ国で販売している。

 

チャートで見るP&Gの四半期決算

売上高の比較(単位:百万ドル)

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2018年Q3の売上高はおよそ162.8億ドルで、前年同期比で+4.3%の成長でした。

売上総利益(Gross Profit)は約79.4億ドル+2.2%の成長でしたが、売上総利益率(Gross Profit Margin)は-1.0%と僅かにマイナスでした。

当期純利益は25.1億ドルで、こちらはほぼ同じ(僅かにマイナス)でした。

全体的にはほぼフラットな結果で、事業の成長性の点ではちょっと不安ですね。

 

製品部門別の売上高(単位:百万ドル)

製品部門別の売上高です。部門の詳細は前回の決算記事を参照ください。

www.us-stock-investor.com

 

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部門別では洗剤を扱うファブリック&ホームケア部門が最も売上高が大きかったですね。これは前回の決算と同じです。

 

成長率ではSK-II等のスキンケア商品などを扱うビューティ部門+10%と大きく伸びています。前回の四半期決算でもビューティ部門は+10%の成長率でしたので、今のP&Gの成長部門はズバリここですね。特に前回同様にSK-IIとOlayを含むスキンケア商品が好調だったようです。

ビューティ部門のオーガニックセールス(為替レートや資産買収・売却などの影響を除いた売上高)の成長率は+5%でした。

 

部門別のオーガニックセールス成長率

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オーガニックセールスの観点ではビューティ部門とヘルスケア部門、ファブリック&ホームケア部門がプラス成長ですが、髭剃りなどのグルーミング部門とベビー・フェミニン& ファミリーケア部門がマイナス成長となっていました。

 

髭剃りのジレットについては前回決算時でも触れましたが、新しいビジネスモデルの格安な髭剃り定期購入サービスの台頭でジレットのシェアを奪われているところです。ジレットも対抗として価格を下げた結果、売上の成長に影響してしまったようです。なんとか競合に対応してマイナス成長に歯止めをかける必要があるでしょうね。

 

ベビーケア用品とファミリーケア用品については在庫縮小や競合との価格競争の結果、売上減少となったとのことです。これら以外の商品も厳しいビジネス環境にあるようですね。

 

消費者向けヘルスケア事業の買収は吉と出るか

冒頭で触れたとおり、P&Gは大衆薬などの消費者向けヘルスケア事業を独メルクから買収しました。

もともとP&Gは、のど薬のヴィックスやオーラルケアのクレスト、オーラルBなど、多くのヘルスケア商品を持っていましたが、今回の買収でそのラインアップが拡充されることになりますね。

またテバとの合弁会社については7月に合弁解消とのことです。

後発薬大手のテバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ(イスラエル)と大衆薬合弁を運営していたが、今回の買収はそれに代わるものだという。テバとの合弁は7月に解消する。 

P&G、独メルクの大衆薬 約4500億円で買収 :日本経済新聞

 

買収する事業は筋肉痛を緩和する薬や風邪薬などのほか、ビタミン剤やサプリメントなどで構成され、世界44カ国で販売されているとのこと。

17年の売上高は9億1100万ユーロ(約11.3億ドル)で、過去2年の年率成長率は6%だったようで、ちょっと低迷しているP&Gのヘルスケア部門にとっては効果的な買収となりそうです。

 

 

と、ここまで記事を書いている段階で取引が始まりましたが、結構大きく株価を下げてしまいました。。

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やはり全体として低成長な状況が嫌気となったのでしょうね。成長部門がスキンケアのみですので、ヘルスケア含めて他の成長事業を作っていけるかがP&Gの課題でしょう。