ユーエスがはじめて米国株を学ぶブログ

米国株投資を始めて3年目に突入。米国株初心者が学んだことを記録していきます。

【LULU】ヨガウェアが人気のアスレティックウェアLululemon Athletica。アスレジャーのトレンドはどこまで広がるか

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ヨガウェアが人気のアスレティックウェアLululemon Athleticaの紹介です。

 

 

Lululemon Athletica(LULU)の概要

ルルレモン・アスレティカ(lululemon Athletica Inc)はスポーツウェアメーカー。スポーツ衣料のデザイン・小売を手掛ける。製品は、ヨガをはじめダンス、ランニング、一般のフィットネスを対象とするフィットネス・パンツ、ショーツ、トップス、ジャケットなど。世界各地で事業を展開。

LULU:NASDAQ GS 株価 - ルルレモン・アスレティカ - Bloomberg Markets

ルルレモン・アスレティカはヨガウェアをはじめとするアスレティックウェアを手がけています。メインのブランドはlululemonで、姉妹ブランドに子供向けウェアのivivvaがあります。

 

ここ数年、スポーツウェアを日常的に着る「アスレジャー」がトレンドになっています。そのトレンドを支えてきたブランドの一つがlululemonです。

www.businessinsider.jp

 

シンプルかつ高品質なlululemonのヨガウェアはセレブにも人気のようですね。またInstagram等のSNSを上手く活用してブランディングを進めている印象です。

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昨今の健康志向ブームやアスレジャーのトレンドがlululemonにとって追い風になっていますね。

 

市場平均(S&P500)との株価比較

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直近1年間での市場平均(S&P500)との株価成長率の比較です。赤がlululemon、黒がS&P500です。

lululemonは12月と3月末の四半期決算が良好だったようで、そこで株価が跳ね上がっていますね。現在、+92%とほぼ倍の株価に成長しています。

 

lululemonの経営状況(単位:百万ドル) 

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lululemonの売上高は順調に伸びていますね。成長率はおよそ13〜14%といったところです。

営業CFは2015年にちょっと下げていましたが、その後は増加傾向にあります。

営業CFマージンも2015年からは徐々に上げていますね。この増加トレンドを維持できるかがポイントですね。

 

lululemonの売上高内訳(単位:百万ドル)

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lululemonの売上高は大きく3つのセグメントから成ります。

Company-operated stores」はlululemonが経営する実店舗の売上高です。割合的にはこの売上高が最も大きく、2017年の売上高のおよそ7割を占めています。

次に大きいのが「Direct to consumer」で、こちらは主にlululemonのECサイトの売上高です。全体の2割ほどを占めていますね。

最後に「Other」ですが、これはアウトレット等の売上高になります。全体の約1割といったところです。

lululemonのメインビジネスは実店舗での販売といえそうです。

 

売上高の成長率

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先程の3セグメントの売上高成長率の推移です。

店舗売上のCompany-operated storesはだいたい10%前後で推移しています。2017年はちょっと下げて+8%の成長でした。

他2つのセグメントは結構波がありますが、10〜30%台のレンジでしょうか。成長率の観点では店舗売上高よりは大きな成長を実現していますね。

スポーツウェアは何となく店舗で実物を見て試着してみないと不安になりますが、意外とECサイトの売上高が伸びているんですね。一度サイズが合えばあとはECサイトでも問題ないということですかね。

 

店舗数の推移:構造改革でキッズ向けブランドの店舗をほぼ閉鎖に

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lululemonの店舗数の推移を見てみます。

メインのlululemonはワールドワイドに展開中で、毎年着実に店舗数を増やしています。

一方、キッズ向けブランドのivivvaについては、lululemonの構造改革の影響で2017年にそのほとんどを閉鎖していました。そのため総店舗数では2017年は減少となりますね。

ivivvaは引き続きECサイトで取り扱っているようです。

 

2016年には日本再上陸

senken.co.jp

日本では06年にデサントと合弁でルルレモン・ジャパンを設立し、事業展開していたが、経営資源を米国に集中するため08年に撤退していた。 

2008年に日本撤退したlululemonも2016年に再上陸し、今では関東・関西あわせて6店舗 を展開しています。ヨガやフィットネス、アスレジャーといったトレンドが日本でも幅広く受け入れられたことでの再上陸ですかね。

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米国ではデニムをしのぐ勢いのストレッチパンツ

qz.com

コチラの記事によれば、米国の女性向けストレッチパンツの輸入量が2017年にデニムの輸入量を超えたようです。

 

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デニムは2010年をピークに輸入量が減少傾向でしたが、ストレッチパンツは反対に2010年頃から急増していますね。特にここ数年の伸びは驚きです。

 

一方でスポーツウェアのブームはピークに達したと考えるアナリストもいるようで、このアスレジャーのトレンドが今後どこまで広がるか/キープされるか、ここまで好調に株価を伸ばしているlululemonが成長維持できるかに着目ですね。