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【XOM】エクソン・モービルの四半期決算は残念な内容で株価も下落。石油業界の将来は?

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エネルギー業界の不調が続く中、どういった決算内容を発表するのか期待の膨らむエクソン・モービルでしたが、四半期決算は不調そのままな厳しい内容でした。それを受けてエクソン・モービルの株価も下落しております。

 

 

エクソン・モービルの四半期決算

Exxon Mobil misses by $0.15, misses on revenue - Exxon Mobil Corporation (NYSE:XOM) | Seeking Alpha

  • EPS:0.88ドル(予想を0.15ドル下回る)
  • 売上高:665.2億ドル(予想を77.9億ドル下回る)

エクソン・モービルの四半期決算はEPS・売上高ともにコンセンサス予想を大きく下回る内容でした。

 

石油・天然ガスの生産量もコンセンサス予想に届かなかったようですね。

www.bloomberg.co.jp

石油と天然ガスの生産量は原油換算で日量399万9000バレルで、こちらも市場予想(同416万5000バレル)に届かなかった。 

 

エクソン・モービルの株価急落! 

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残念な四半期決算が市場の失望を誘い、エクソン・モービルの株価は急落しました。6%近くの下落を示しています。

 

原油価格が上昇トレンドを示し始めているようですし、エクソン・モービルの上流部門も上手くトレンドに乗ってくれるといいのですが。

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原油先物 WTI チャート-Investing.com

 

 

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石油を取り巻く環境の変化

石油依存度の低下

www.nikkei.com

 石油が貴重で採掘にコストがかかるものと考えられていた時代には、割当制によりコントロールするのが賢明な策と思われた。石油は消費財というよりも資産のようなものだったのだ。地下に眠る原油は銀行に預けた資金に近い存在だった。

 しかし、シェールオイルのような新たな供給源が見つかった。既存の油田からの回収率(埋蔵量に対する可採量の比率)も改善した。同時に、電気自動車の巨大市場も出現しつつある。その結果、将来の見通しが変わった。

  世界の可採原油埋蔵量のうち、かなりの部分が永遠に採掘されずに終わる可能性も十分にある。もはや必要がなくなるからだ。

石油を取り巻く環境が変化していますね。石油採掘技術の高度化、シェール革命、電気自動車の普及など、石油への依存度は年々低下しているのではと思います。

 

もちろん石油の用途は多岐にわたるため、石油の需要が極端に無くなることはないでしょう。コストや環境負荷などを加味してのバランスだと思います。

 

石油について学ぶ関連記事

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www.us-stock-investor.com

 

化石燃料への投資をやめる機関投資家

www.nikkei.com

 欧米の機関投資家が、化石燃料やたばこなど環境や健康への負荷が高い企業からの投資の引き揚げを相次いで表明している。昨年末以降、米サンフランシスコ市職員退職年金基金(SFERS)や仏保険大手アクサなどが方針を明らかにした。2日までに撤退を表明した運用機関数は800社を超え、1年前から2割増えた。世界の投資家の間で大きな潮流になっているESG(環境、社会、企業統治)投資の一環で、対象企業も対応を迫られそうだ。 

 

ESG投資が機関投資家の潮流となっているようで、環境・健康への負荷が懸念される石油会社やタバコ会社への投資が引き揚げられているそうです。

 

こうした動きはダイベストメント(投資撤退)と呼ばれ、現在までに世界各国の年金基金などで撤退表明がなされています。

sustainablejapan.jp

 

さらに気候変動への責任を問う形で訴訟に踏み切る団体も出てきました。下記のニュースではエクソン・モービルを含む石油のスーパーメジャーを相手取っての訴訟のようです。

sustainablejapan.jp

 さらに、デブラシオ市長は、化石燃料企業大手5社のエクソンモービル、シェブロン、BP、ロイヤル・ダッチ・シェル、コノコフィリップスを提訴すると発表した。訴訟理由は、5社が気候変動の一因となっており、過去及び将来ニューヨーク市に財政的負担を強いるため。5社に対し、ニューヨーク市が、市政府、市所有物、市民を保護するために費やす数十億米ドルの補償を求める。これには、港湾保護、上下水設備の改善、気候変動緩和、公共医療活動等が含まれる。同市はすでに、海面上昇、強大な嵐、気温上昇対策のために200億米ドル以上を費やしている。 

 

ESG投資がさらに拡大していくと、石油大手の株価への影響も無視できないでしょうね。環境問題などは一朝一夕に解決できることではありませんが、エクソン・モービルらの企業努力に期待したいところです。

 

参考:タバコ企業もESG投資のダイベストメント対象に

健康リスクから昨今風当たりが強いタバコもダイベストメントの対象となっています。タバコ会社としてはより健康被害の少ない製品の開発が急務ですね。

sustainablejapan.jp

 オランダ公務員年金基金ABPは1月11日、投資先からたばこと核兵器の製造メーカーを除外するダイベストメント方針を発表した。ABPの運用資産総額は4,050億ユーロ(約55兆円)。新投資方針はABPと運用子会社APGに適用される。

 ダイベストメントでは、たばこメーカーと核兵器製造メーカー及び双方の関連企業の保有株を売却し、今後も投資しない。

 

sustainablejapan.jp

 金融世界大手仏BNPパリバは11月24日、たばこ関連産業への投融資を停止すると発表した。対象は、たばこの製造、生産、卸売、貿易が売上の大半を占める企業。 

 

参考:サステナビリティ投資

ESG投資については以前に紹介してTEDの『サステナビリティ投資の理論』もオススメです。下記記事で紹介しています。

www.us-stock-investor.com

 

ESG投資 新しい資本主義のかたち

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